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【製造業の志望動機】未経験でも失敗しない書き方とは?職種ごとの例文あり

【製造業の志望動機】未経験でも失敗しない書き方とは?職種ごとの例文あり

製造業の求人に応募しようと思った際につまずきやすいのが、応募書類の志望動機欄。特に、未経験の人や新卒で履歴書を書いた経験があまりないという人は、なぜ製造業の仕事に応募しようと思ったのか?自分のアピールポイントは何なのか?など志望動機が思いつかない、なかなか文章がまとまらないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、製造業の志望動機の書き方について、職種ごとの例文も交えながら詳しく解説していきます。

製造業の志望動機には何を書く?

最初に、製造業の志望動機欄にはいったいどのようなことを書けばいいのか、詳しく解説していきましょう。

まずは「製造業を選んだ理由」

まずは、「なぜ製造業という職種を選んだのか」について書いていきます。
志望動機が思いつかないからと言っても、ただ、「ものを作るのが好きだから」という理由はあまりおすすめできません。なぜなら、ほとんどの人が一番に思いつくであろう理由だからです。

つまり、製造業の仕事に応募する人は、ものづくりが好きだというのは当たり前。志望動機欄には、さらにもう一歩踏み込んだ「好きになったきっかけ」や「ものづくり好きをアピールできるエピソード」などを書きたいものです。志望動機で、採用担当者に自分の人柄や人間性をアピールすることを意識して書いてみましょう。

また、未経験者や別の職種から転職する場合は、面接の際に「製造業を選んだ理由」について問われることが多いので、自分の言葉できちんと説明できることが重要です。

続いて「その会社を選んだ理由」

続いて、「なぜこの会社じゃないといけないのか」について、理由を明確に伝えましょう。
採用する会社は、「なぜ我が社を希望するのか」という点は、非常に気になるところです。「競合他社ではなく、どうしてもこの会社に入社したい」という熱い想いが伝われば、好感度は大きくアップするでしょう。

そして「なぜその職種を希望するのか」

さらに、希望する職種について、具体的に、そして熱意をもって記入します。同じ職種の経験がある人や仕事に活かせる資格を取得している人は、即戦力としての強力なアピールができます。自身の経歴やスキルを簡潔に述べたうえで、希望する職種や仕事内容を伝えれば、採用者も一緒に働いている姿をイメージしやすくなるでしょう。

製造業の適性を踏まえて自己PRをする

自己PRをする際に大切なことは、「自分のどのような点が製造業に適しているか」をアピールすることです。そのためには、製造業で求められる適正について理解しておくことが大切です。具体例と共に解説していきましょう。

ものづくりが好き

製造業で働く際は、「ものづくりが好きである」ということが大前提です。もちろん「好き」という気持ちだけで仕事ができるわけではありませんが、「好き」な気持ちがないと、仕事に熱意をもって取り組むことができません。
製造業は、ものづくりが好きな人が集まる職種なので、自身のものづくりに込めた想いもしっかりとくみ取ってもらえるはずです。

体力に自信がある

製造業は、納期をしっかり守って一定の工程を繰り返していく仕事です。特に、工場勤務の場合は、重たい荷物を運んだり持ち運んだりする機会も増えるため、体力が勝負と言えます。体力に自信がある人は、ここでしっかりアピールしておきましょう。
ただし、体力重視と言っても、スポーツで活躍したなどといった経歴が重視されるわけではありません。「ほとんど風邪を引くことがない」「毎日ジョギングをしている」などでも、十分アピールポイントになりますよ。

真面目にコツコツと作業するのが好き

製造業は、毎日同じ工程の繰り返しです。一つの作業を何時間もひたすら毎日繰り返す…というのは、なかなか難しく、誰でもできることではありません。「ひとつのことに、根気良くまじめに取り組める」というのは、製造業において素晴らしい適正ポイントになるので、しっかりとアピールしましょう。

 

NGな志望動機は?

志望動機の書き方を誤ってしまうと、採用担当者に悪い心象を与えてしまうので、気を付けたいところです。ここでは、志望動機で書いてはいけないNG例をご紹介します。

条件についてばかり書く

志望動機欄に長々と、希望や条件を書かないようにしましょう。
志望動機欄は、「自分が会社にとってどのようなメリットがあるのか」をアピールする欄です。希望や条件は「本人希望欄」に書くようにしてくださいね。

具体性がなく曖昧

無難な書き方にしよう…と思って、例文を丸写しするなどしてしまうと、具体性に欠けてしまうことがあります。製造業の会社には、競合他社が多数存在します。お互いによく似た製品を製造しながらも、「自分たちの会社にしか作れないもの」を開発しようと、日々努力を続けているのです。
そのため、採用担当者は「我が社にしかない特性に惹かれている人」と一緒に働きたい、と考えています。具体性に欠ける志望動機では、「我が社じゃなくてもいいのでは?」「この業界じゃなくても、働けたらどこでもいいのでは?」と思われてしまうかもしれません。

製造業の職種ごとに志望動機の例文を紹介

ここからは、製造業が未経験の方向けに職種ごとの志望動機の書き方について、例文を交えながら解説していきましょう。

製造・組み立て

まずは、製造業のメインの仕事ともいえる、製造及び組み立ての仕事の特徴や、応募する際の志望動機の書き方をご紹介しましょう。

職種の特徴

製品の製造や、自動車などの工業製品の部品の組み立てを担う仕事です。食品メーカーの工場の場合は、簡単な調理も含まれます。
これらの職種は、工具や機械の使用方法を覚えなければならないので、未経験者の場合は仕事に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。しかし、作業は基本的にライン作業ともいわれる流れ作業なので、一度工程を覚えてしまえば、後で新たに何かを覚えなければならない…ということは少ないでしょう。そのため、慣れたら比較的長期にわたって勤務できる職種であると言えます。

製造・組み立ての志望動機例文

「幼いころからプラモデルや工作が大好きで、色々な工作に熱中する過程で製造という仕事に興味を持つようになりました。複数部門をローテーションで回すことで様々な作業を経験できる、という御社の育成方針は、経験を積みながら常に高い目標を持って業務にのぞみたい、という私の考えにピッタリだと感じました。また、運動が大好きなので、適度に体を動かしながら働ける職場に就きたいと考え、今回未経験ではありますが応募させていただきました」

解説

未経験者の場合は、未経験であることをきちんと明記したうえで、それを上回る熱意をアピールすることが大切です。また、企業研究を行い、その企業ならではの特性を理解していること、体力面にも自信があることがわかるような文章は、採用担当者に良い印象を持ってもらえるでしょう。

加工

続いて、加工の仕事の特徴や、志望動機の例文の書き方を紹介します。

職種の特徴

加工は、機械やロボットでは作業できない、人の手で行うことが必要な工程で、「食品加工」「樹脂加工」「金属加工」など、業種によって様々な種類があります。また、製品によっては全工程を人の手のみで行う工場もあります。
このような工場では、作業員の技術が必要となるため、褒章制度や昇給制度が充実している所が多く、やりがいと向上心を持って仕事に取り組めるでしょう。

加工の志望動機例文

「幼少期から、電動模型のモーターのハンダ付けや電子工作でのラジオの基盤作りなど、趣味を通して電子回路の基本的な知識を学びました。最近では、電動工具を使って棚やイスなど、家具をDIYするのが趣味です。金属加工は未経験ですが、もともと手先は器用なので、短期間で技術を習得できると自負しています。世界的に高い評価を受けている御社の〇〇製品を製造するにあたり、自分の強みが御社に貢献できると思い、志望させていただきました」

解説

金属加工における自身の経験を具体的に挙げ、未経験でも即戦力になり得る点や、仕事への熱意を示しています。また、相手企業の製品特性と自身の強みが合致していることをアピールできれば、採用担当者に好印象を与えることができるでしょう。

検査・検品

次は、検査・検品の仕事の特徴や志望動機分の書き方を見ていきます。

職種の特徴

品質が良く安全な製品を製造・出荷するために、製品を細かくチェックする仕事です。業務にあたって、チェック基準や項目をあらかじめ知っておかなければならないので、入社直後の新人には任されない場合もあります。応募の際には、未経験OKかどうかをあらかじめチェックしておきましょう。

検査・検品の志望動機例文

「アクセサリー作りが趣味で、静かな環境で細かい部品を扱いつつ、ひとりでコツコツと集中力を持って作業する仕事が自分の性格にピッタリだと感じ、応募させていただきました。また、御社の魅力あるアクセサリーのファンで、製品も多数所有しています。ぜひ、大好きな御社のアクセサリー作りに関わらせていただきたいので、どうかよろしくお願いいたします」

解説

自分自身の好きなことや強みと、仕事の関連性が高いことがよくわかる文章です。企業への愛情も伝わるので、採用担当者の心象も非常に良いでしょう。このように、未経験であることが決してマイナスにならない文章を目指してみてください。

梱包・積み込み

最後に、梱包・積み込みの仕事の特徴及び、志望動機の例文を紹介します。

職種の特徴

出荷できる状態になった製品を、資材で梱包し、トラックに積み込むといった軽作業が梱包・積み込みの仕事です。積み込みの仕事の場合、工場によっては、ハンドリフトという機械を使用する場合もあります。また、梱包や積み込みの経験を経て、上流工程の管理へと転職するケースも少なくありません。

梱包・積み込みの志望動機例文

「高校生から大学生時代にかけて、引っ越しのアルバイトをしていました。梱包や積み込みの仕事は慣れているので、短期間で仕事が覚えられると思います。また、学生時代から今でも趣味でバスケットボールをやっているので、体力には自信があります。最近、物流に興味を持ち、御社の商品がどのように市場に出回るのかを、ぜひ当事者目線で知りたいと考え、応募いたしました」

解説

梱包・積み込み経験、体力面のPR、物流への関心など、軽作業担当に十分なアピールができている文章です。梱包や積み込みの仕事は、未経験者でも比較的参入しやすい職種なので、仕事に関連のある経験を書くことで、採用担当者の心象は非常に良くなるでしょう。

採用される志望動機文を書こう!

製造業は高卒や未経験でも始めることができ、正社員だけでなく、アルバイトやパートとしても働ける仕事なので、応募する人は多いです。また、履歴書の中でも志望動機欄は、自分自身の適性や強みをしっかりとアピールできる大切な部分。数多い応募者の中から採用されるためには、志望動機が思いつかないからと言って当たり障りのないことを書くのではなく、しっかりと自己PRして、採用担当者の心を掴みましょう。

 

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