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工場派遣の住み込みってどうなの?寮付き求人の実態は?

工場派遣の住み込みってどうなの?寮付き求人の実態は?

こんにちは!工場・製造業求人サイト「イカイジョブ」の編集部です。求人サイトなどでよく見られる工場派遣の住み込みのお仕事ですが、自分で賃貸物件を借りる場合と何が違うのでしょうか?そもそも住み込みはどのような仕組みなのか、派遣寮や工場の寮はどんな感じなのか、寮のメリット・デメリット、寮付き求人を探す時に見るべきポイントまで詳しく解説していますので、参考にしていただければ幸いです。

目次

住み込みとは?

「住み込み」とは、勤務先や勤務施設に住みながら仕事をする、あるいは会社が用意した勤務先周辺の寮や社宅に住み、そこから通勤して働く形態を指します。住まいを探す手間がなく、職場が近いことが多いため、通勤が便利になります。また、同僚と仕事以外で一緒に過ごす時間ができることで、コミュニケーションの機会が増えるという特徴があります。

住み込み・寮付きの仕事はどんな業種や職種に多い?

通勤の手間が少なく効率的な「住み込み・寮付きの仕事」はどんな業種や職種に多いのでしょうか

リゾートバイトのお仕事

リゾートバイトは、全国各地の観光地や宿泊施設、テーマパーク、飲食店などで働くお仕事のことで、さまざまな職種が含まれています。
具体例を挙げると以下のようなお仕事があります。

  • リゾートホテルや旅館のフロント・仲居、調理補助・配膳、客室の清掃
  • 観光地のレストランでの調理・洗い場、接客、清掃
  • 遊園地、スキー場などのリゾート施設の受付、アトラクションスタッフ、インストラクター
  • コンサートやフェス等のイベントの運営スタッフ

住み込みのリゾートバイトのメリットは、ただ働くだけではなく、いろいろな観光スポットやその土地ならではのお店を巡ったり、リゾートバイト先で一緒に働く仲間と仲良くなって一緒に遊びに行ったりとプライベートも充実させることができることでしょう。

農業のお仕事

農業における具体的な作業は、種まき、草取り、収穫、農産物の仕分けなどがあります。住み込みで働くと、農地近くの農家や農園に滞在しながら、農作業に従事することができます。作業時間に合わせて起床し、食事や休憩も農家で共同で行います。住み込みのメリットは、農家の人たちとの交流や自然環境に触れながら、充実した農業体験を得ることでしょう。

工場のお仕事

工場での具体的な作業は、組立・加工・検査・梱包・出荷などがあります。
自動車工場などの製造工場では、大量の製品を生産するため、シフト制や24時間稼働が必要とされることがあります。このため、工場敷地内に住み込みの寮を提供し、通勤時間や日常生活の面倒を軽減することで従業員のストレス軽減となっています。
また、季節的な需要の変動や繁忙期に迅速な対応が求められる食品製造では、果物や野菜の収穫期や加工工程の繁忙期に合わせて、多くの労働者が必要とされます。そのため、労働者を寮に住まわせることがあります。

工場派遣の寮はどんな感じ?

工場派遣では、住み込みや寮付きの求人が比較的多く存在します。需要の変動や遠隔地での就業に対応するため、労働者が寮に滞在しながら働く形態が採用されているためです。
その多くは単身者用ワンルームの形態が多く、会社所有のものや賃貸物件の一棟借り、一般物件と同じく貸主と一部屋ごとの契約を結ぶものまでさまざまです。

一般賃貸物件の場合

寮が一般物件の場合、一人暮らしをはじめる大学生や社会人と何ら変わりはありません。貸主である大家さんと派遣会社が賃貸契約を結び、入居者があなたとなります。
ベッド・収納家具、電子レンジ・洗濯機・冷蔵庫・エアコンなどの家電やWi-Fiが完備された6畳から8畳程度のワンルームが基本の間取りとなります。物件によりロフトがある場合もあります。

派遣会社が所有する寮の場合

派遣会社が所有する寮の場合は、基本的に一棟所有が多く、集合寮で風呂・トイレ・洗面共同+個室の場合や棟内に食堂が完備された食事付き寮、一般物件同様にアパート形式の一人一部屋など、形態はさまざまです。
基本的には単身用のワンルームが多く、家族寮が必要な場合は一般物件を用意するなど派遣会社が臨機応変に対応をしています。

派遣先企業の所有する社員寮の場合

派遣先企業の所有する社員寮のほとんどは、勤務先工場の敷地内または近隣に位置する場合が多くあります。通勤時間や負担を最低限に軽減できるほか、仕事に専念しやすい環境が提供されます。
間取りは、集合寮で風呂・トイレ、食堂などの共有スペースがあることが多く、部屋はホテルの1室のようなワンルームが多く見られます。
派遣先企業の社員と派遣社員が混在して生活をするため、社員同士の交流やコミュニティ形成が促進されやすい形態といえます。

派遣会社の寮のメリット

工場派遣の住み込みで、最もお得な寮の種類は、派遣会社が所有する物件です。
その理由を解説していきます。

住み込みに必要な経費を抑えることができる

派遣会社所有の寮のメリットは、敷金礼金がかからないこと、一般物件と比較して家賃が安い傾向にある、ということです。
敷金・礼金の相場は1ケ月〜2ケ月が相場と言われていますので、家賃5万円物件と仮定すると10万円〜20万円の費用がかからないということになります。
また、会社所有の物件のため家賃もその地域の一般物件より安く設定されている場合が多くあります。

家賃補助や寮費無料が付いている場合がある

工場派遣の求人では、求人ごとに入寮希望の求職者に向けて寮費無料や家賃補助など
の特典を設ける場合があります。新生活に向けての不安やストレスを軽減し、仕事に集中できる生活環境が整えられることから、求職者に安定した人気があります。

寮費無料の派遣求人に対して「なぜ無料なのか」、「どんなからくりなのか」と疑問や不安を抱く方もいるかもしれませんが、各派遣会社が全国からより多くの人を集めるための福利厚生や特典の一環として採用していることが多く、過度に心配する必要はないでしょう。寮付きや寮費無料の求人を選ぶ時の注意点に関しては後述します。

即入寮できる物件がある

自社で管理する物件のため、タイムラグなく入居できるメリットもあります。勤務地近くの寮から埋まっていく傾向があるため、入寮が可能な希望する求人を見つけたら早めに問い合わせをしてみましょう。

赴任や引っ越しのサポートがある

派遣会社の中には、赴任の交通費補助や引っ越しのお手伝いなど、手厚いサポート体制を整えている会社もあります。
遠方からの赴任・新しい土地での新生活を全面的にバックアップしてくれる、安心のサポートです。

派遣会社の寮のデメリット

派遣会社所有のメリットを確認したところで、デメリットについても確認しておきましょう。

寮が汚いことがある

派遣会社の寮は人の出入りが激しいことが一般的です。次の入寮希望者までに時間が足りないなどの理由で寮の管理が行き届いていない場合があります。その際は、担当者に連絡をするなどして対応をお願いするようにしましょう。

寮周辺の環境が良くないことがある

通勤距離のストレスから解放することを考え、寮は勤務先工場から2〜3キロを目安に用意されることが一般的です。そのため工場が郊外にある場合は寮も当然郊外となり、必ずしも利便性が良いと言えない場合があります。寮には車持ち込みが可能な場合もありますので、入寮の際は確認をしましょう。

ストレスが溜まる

会社所有であれ一般所有であれ、新しい場所での生活は楽しくもあり隣人などへの気配りも必要なため、最初は気を遣ってストレスが溜まることもあるでしょう。
会社が所有する寮であれば隣人が社員になるので、関係性によってはより気遣いが必要になるかもしれません。
寮によっては快適に過ごすためのルールが設けられている場合もあるかもしれませんので入寮時に確認することが重要です。

寮を強制退去させられる場合がある

出勤率が悪い場合や勤務態度・寮生活の態度に問題がある場合は、寮を強制退去させられる場合があることも覚えておきましょう。
会社の寮に入居することは、福利厚生の一環となっていますので仕事とセットとなっていることを認識しておきましょう。

寮生活に向いてない人はどんな人?

工場派遣の寮の種類やメリット・デメリットを確認してきましたが、入社条件に入寮を必須条件にする求人情報は少なく、入寮は求職者の選択肢のひとつです。
ここからは寮生活に向いてない人はどんな人なのか見ていきましょう。

自分の好きな間取りを選びたい人

自分のライフスタイルに合った部屋に住みたい、こだわりの強い人に寮生活は向きません。会社が用意する寮では、単身者の場合はワンルームが基本となるため間取りを選択することはできません。また階数についても空き状況や管理状況に応じて用意されるため希望通りの部屋に住むことは難しいと言えます。

仕事とプライベートをしっかり分けたい人

会社寮が集合寮や会社所有の寮の場合、家でも常に社員が近くに居る状況となります。個室は確保はされてはいるものの、休日などプライベートでも、共有スペースなどで社員と顔を合わせる機会は多々あるでしょう。
仕事とプライベートをしっかり分けたい人にとっては、寮生活は不向きと言えます。

仕事と住まいが両方なくなるリスクを避けたい人

入寮して仕事に就く場合、退職と同時に寮も退去することとなります。派遣の寮のデメリットで触れたとおり、勤務態度に問題がある場合は寮の強制退去と退職が一度におきるリスクもあります。
また勤務態度に問題がない場合でも、派遣契約期間の更新をしない場合も退職となるため寮の退去が必要となります。

寮生活に向いている人はどんな人?

寮費無料や家賃補助などの特典がつく場合が多い工場派遣の寮生活には、どんな人が向いているのでしょうか?自分のニーズに合っているかを照らし合わせて確認してみましょう。

仕事と住まいを両方探している人

新生活の初期費用を抑えつつ、仕事と住まいを手軽に探したい人にとって寮生活は向いていると言えます。
また入寮の場合は派遣会社の手厚いサポートが受けられることから、仕事に慣れるまで生活面や通勤のストレスをできるだけ軽減できるメリットもあります。

職場の仲間と仲良くなりたい人

仕事の仲間とプライベートでのコミュニティを形成したい人にも寮生活は向いています。社員同士で共通の趣味やレジャーを楽しんだり、遠方からの赴任の場合には仲間と仲良くなることで孤立を感じることなく生活ができます。

生活費を抑えてお金を貯めたい人

生活費の中で住居費は多くの割合を占めています。新生活をするとなると、家賃に加え家具や家電、日用品、水道光熱費など想像以上にお金がかかるものです。
その点、会社の寮に入居すれば、費用は最低限に抑えることができるため、目的や夢があってお金を貯めている人や家族にお金を送りたい人にとって、寮生活は向いていると言えます。

いろいろな土地に行きたい人

仕事をしながら全国を旅行気分で転々としたい人にとって、手軽に入居できる寮は向いています。その上、寮の仲間からその土地の美味しいもの情報やレジャー情報を収集できるため、その土地を満喫できることは間違いないでしょう。

住み込み・寮付き求人のココをチェック!

寮生活に向いている人、向いていない人を確認してきましたが自分に照らし合わせていかがだったでしょうか?
ここからは寮付きの求人情報を見るときに確認すべきポイントについて解説していきます。工場派遣の住み込みを希望される人は、必ずチェックして下さい。

入寮の時のチェックポイント

寮のタイプが集合寮か一般物件のどちらなのかを確認する

会社で用意される寮が、共同エリアのある集合寮なのか、プライベートが確立されている一般物件なのかを確認しましょう。
仕事とプライベートを分けてワークライフバランスを取りたい人にとって、集合寮は向いていませんし、社員と仲良くコミュニティを形成したい人にとって一般寮は向いていません。自分に合ったスタイルの寮かを確認して新生活をスタートさせましょう。

寮費無料や寮費補助がある場合は会社規定がどうなっているか

寮費無料や家賃補助制度がある求人情報では、その入社特典について規定を設けている場合がほとんどです。
寮費無料の期間は勤務期間中ずっと、あるいは期間限定なのか、水道光熱費は自己負担か、家賃補助の金額や期間など、契約書や通知書類で用意されているかも確認しましょう。また、常識的な使い方をしていれば問題ないと思いますが、退寮時に退去費用がどれくらいかかるかも併せて確認しておく方が安心でしょう。

寮費はいくらかかるのか、水道光熱費は別途かかるのか

無料や補助の特典がない場合には、家賃や水道光熱費、管理費についてそれぞれの金額や総額を確認しましょう。水道光熱費や管理費は家賃に含まれる場合、別途かかる場合に分かれます。
特に寮生活や一人暮らしが初めての人は、費用に関する知識がないことで説明を受けても理解できない可能性がありますので事前に調べておくことをオススメします。

家具家電は設置されているか、またレンタル料がかかるかどうか

「家具・家電完備のワンルーム」と書かれた工場派遣の求人情報をよく見かけます。入寮を希望する際には、具体的にどんな設備や備品があるかを確認することが大切です。
特に家電については電子レンジ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビが新生活に必要となってきます。どれかがない場合には自己負担で購入する必要もでてきてしまいます。
また設置されている家電にレンタル料がかかる場合がありますのでその点も確認をしましょう。

寮周辺の利便性や環境に問題がないか

スーパーや薬局、コンビニや病院など、必要なインフラが寮周辺にあるかも確認しましょう。また車がない場合は交通手段も限られますので、最寄りの駅やバス停までの距離も把握しておきましょう。また線路の近くや高速道路の近くなどで騒音に問題がないかなど環境に関する確認をすることも大切です。

寮や勤務先に駐車場があるか

寮から勤務先までマイカーで通勤したい場合には、寮と勤務先に駐車場が完備されているかを確認しましょう。一般物件の寮の場合、駐車場費用は自己負担になる場合が多いため、金額の確認をすることが大切です。

Wi-Fi環境があるか

一般賃貸物件に必須となりつつあるWi-Fi環境ですが、すべての社員寮に完備されているとは限りません。家具や家電の設備とともに確認をしましょう。
寮によってはすでに環境が完備されて無料で使用可能な場合と、自己負担契約で開通する場合などがあります。

工場の住み込み・寮付き派遣の求人ならイカイジョブ

工場派遣の住み込み寮について種類からメリット・デメリット、寮付き求人情報の見方まで詳細を解説してきました。
入寮を希望したいけれど向いていないと感じた人も、条件や環境あるいは求人条件によっては、快適な寮生活と仕事を一緒に手にすることができる可能性があります。
イカイジョブでは、住み込みが可能な寮付きの工場派遣求人や、入社特典がついた求人情報を多数掲載中です。期間限定の求人情報も公開していますのでお見逃しなく!

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