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立ち仕事は立っているだけでも痩せる!?消費カロリー比較、効果アップの方法などご紹介

立ち仕事は立っているだけでも痩せる!?消費カロリー比較、効果アップの方法などご紹介

こんにちは。工場・製造業求人サイト「イカイジョブ 」の編集部です。
立ち仕事と聞くと疲れが残るとか足がむくむ、腰が痛くなるなどあまり良い印象がないかもしれませんが、立っているだけで痩せると聞くと考えが変わってくるのではないでしょうか?
立ち仕事をしてみたいけどなかなか決められない・・・そんな方に向けて、立ち仕事にはどんな特徴やメリット・デメリットがあるのか、実際どれ位カロリーを消費するのかなど詳しく解説していきます。

立ち仕事の種類にはどんなものがある?

仕事の作業姿勢で分類をすると大きくは座り仕事・立ち仕事の2つに分類されます。仕事を選ぶ際にあまり意識をしない人もいますが、腰痛持ちの人や長時間座っていることが苦手な人にとっては職業選択の際に重要なポイントとなります。そんな立ち仕事の種類にはどんなものがあるのか見てみましょう。

コンビニの店員

コンビニでのお仕事は、品出し・商品陳列・レジ打ちなどがメインです。立ち仕事が基本な上に、一日中動きっぱなしとなり深夜時間以外、客足が途絶えることはほぼありません。品出しや商品陳列の作業では重い商品を扱うこともあり、腕の筋力はある程度必要でしょう。手軽に始められる印象のコンビニ店員は、想像以上に体力が必要な仕事です。

アパレル店員

アパレル店員は、来店されたお客様の接客対応がメインです。一日中歩き回ることは少なく運動量は多くない職業ですが、暇な時間帯でも立ち姿勢でいるため足の筋力を必要とします。季節変わりの商品入れ替えの際には商品を棚やラックに並べる、といった作業の繰り返しもあります。

工業作業員

組立や検査、加工作業などの工場作業員は、約8割の職場で立ち姿勢の作業となり、作業領域や作業内容もさまざまです。例えば、組立や検査のお仕事は決められた領域の中で作業をすることが多く、主に上半身を使って組立や検査作業をします。反対にピッキングや構内運搬作業は一日中広い領域を歩き回って作業をするため下半身を多く使い、1日の歩数はかなりの数になります。

立ち仕事と座り仕事を比べてみましょう

立ち仕事はほぼ一日中立っているため腰や足に負担がかかって疲れる、という印象ですが、実はラクチン作業に思える座り仕事にもデメリットはあります。スポーツ庁のホームページでは長時間座り続けることで血流や筋肉の代謝が低下し、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、がん、認知症など健康に害を及ぼす危険性が高まると記載しています。(スポーツ庁ホームページよ/https://sports.go.jp/special/value-sports/7.html)

そのため日常の中で意識的に”動く”ことを推奨しており、立ち仕事を選べば必然的に”動く”を生活の中に取り入れることが可能です。

スタンディングデスクで仕事をする人

立っているだけでも座っているよりカロリーの消費が早い

何も作業をせず、じっと立っているだけでも、カロリーの消費は早まります。体重50kgの人が5時間立っていた場合は約472キロカロリーを消費し、座っていた場合の約393キロカロリーと比べて79キロカロリーも多く消費することになります。消費カロリーが多いだけでなく、立っていることで血流がよくなるため肩こりの解消などになります。

立ち仕事の消費カロリー検証

消費カロリーを計算するには、身体活動の強さを表すmets(メッツ)という単位を使用して以下の計算式に当てはめて算出することができます。

消費カロリー=[身体活動の強さmets]×[体重]×[活動時間]×1.05

この計算では、体重を目安として使用しますが、年齢や性別によっても個人差があります。ここからは体重60kgの人のさまざまな消費カロリーについて検証してみましょう。身体活動の強さについては、厚労省の発表した資料を基に計算してみます

◎厚生労働省 /「3メッツ」未満の身体活動(身体活動量の目標の計算に含めないもの)   

◎厚生労働省 / 生活活動のメッツ表

4時間じっと立っているだけで大盛りご飯が消化できる

4時間静かに立っていた場合を計算してみると

1.3(mets)× 60(キロ) × 4(時間) ×1.05 =  327.6キロカロリー

となります。これは大盛り白米200グラムの336キロカロリーとほぼ同じです。

8時間じっと立っているだけでも655キロカロリー消費

8時間静かに立っていた場合を計算してみると

1.3(mets)× 60(キロ) × 8(時間) ×1.05 =  655.2キロカロリー

となり、これは軽いランニング1時間に相当します。すごい消費カロリー量ですね!
こうしてみると、意識的に運動をしなくても立っているだけで、座っているよりも早くカロリー消費ができることがわかります。もちろん運動をした方がよいことはわかっていますが、運動が苦手な方や普段全く運動をしていない人にとっては立っているだけで運動をしているのと同じようなカロリー消費ができるのです。さらに血流や筋肉の代謝を促すことができるとなれば、積極的に立つことを心がけたいものです。

工場の軽作業で働くことで痩せられる可能性は大

組立作業や梱包作業の工場軽作業ではどのくらいの消費量になるのでしょうか。作業を3.0metsとして計算してみると

3.0(mets)× 60(キロ) × 8(時間) ×1.05 =  1512キロカロリー

となります。これはフィットネスでの運動4.8時間に相当しますので、ダイエット成功への鍵となるかもしれません。

立ち仕事のメリットとは

立ち仕事をすることのメリットをまとめてみましょう。

無理なく痩せられる

1日1500キロカロリーを消費することができる立ち仕事に就くことで、無理な食事制限や運動量を気にすることなく痩せることができると言えます。自分の基礎代謝量と消費カロリーを元に、バランスの良い食事を採るように心がけましょう。

リバウンドしにくい

運動嫌いな人や今まで全く運動をしてこなかった人にとっての立ち仕事最初はきついこともあるでしょう。最初の2〜3日は立っているだけでも辛いかもしれません。数日のうちには足も慣れ、筋肉も付いてくることで基礎代謝はさらに上がります。恒常的に立ち仕事をすることでリバウンドのしにくい身体を手に入れることができます。

効率的で経済的な ながら痩せ

働きながらカロリーを消費できる立ち仕事は、スポーツジムに加入したり運動の時間を割いたりしなくてもよいので効率的かつ経済的です。給料をもらいながらダイエットができる一石二鳥の『ながら痩せ』で、さらに健康的な身体になることが可能です。

立ち仕事のデメリット

立ち仕事のデメリットをあげてみましょう。

足がむくみやすくなる、ふくらはぎが太くなる

ずっと同じ姿勢でいることで血流やリンパの流れが悪くなりむくみが発生します。これは立ち仕事のみならず座り仕事も同様です。立ち仕事にしても座り仕事にしても、同じ姿勢を長時間続けることはよくありません。休憩時間を利用して定期的に足首を回したりストレッチをしたりすることを心がけましょう。

足が疲れる

立ち仕事は1日中立っているため、血流が下がることが原因となり足が疲れます。少しでも足の疲れを回避するグッズ(シューズインソールや加圧ストッキングなど)を利用する従業員も多くいます。

痩せない

大きなカロリーを消費できる立ち仕事でも、それを上回るカロリーを摂取していれば当然痩せることはできません。自分の基礎代謝量と立ち仕事の消費カロリーをしっかり把握して、バランスの取れた適切な食事に改善することで自然に痩せることが可能です。

立ち仕事でさらにダイエット効果アップ

立ち仕事に就くだけでカロリー消費を早めることが可能ですが、ここからはさらに工夫することで効果をアップさせるコツをご紹介します。特に女性にとってダイエットはいかにキレイに痩せるかもポイントのひとつ!ぜひ参考にしてください。

姿勢も意識して痩せる

立ち仕事では姿勢に気をつけることで代謝がさらに上がり、血流が良くなります。お腹に力を入れ、胸を開いて立つことを意識しましょう!代謝が上がると脂肪がどんどん燃えてさらにダイエット効果につながるのです。

加圧ストッキングやつま先立ちで効率アップ

加圧ストッキングを使用したり、定期的につま先立ちをしたりすることで、ちょっとした負荷をかけてみることもオススメです。足のむくみの緩和や疲れ低減にもなるうえ、さらにダイエット効率がアップします。

 

仕事終わりのケアも忘れずに

数日で慣れる立ち仕事ですが、足が疲れていることに変わりはありません。翌日に疲れを残さないためにも勤務の後はケアを忘れずに行いましょう。

立ち仕事の疲れにオススメのストレッチ法

血流やリンパの流れを促進するストレッチは、足の疲れを取るのにオススメです。自分の気持ちの良いところまで伸ばしましょう。ほどよい負荷をかけることで疲れをとることができます。ひとつのストレッチを30秒以上、呼吸は止めずに行うことがポイントです。現在ではYouTubeなどでストレッチやヨガの配信もされていますので、それらを活用してみるのもよいでしょう。また、パナソニックのホームページで、足のむくみに効くストレッチを紹介していますので参考にしてみてください。(外部サイトになります)

パナソニック/足の疲れやむくみが、翌朝スッキリ!コツは、太ももケアにあり

立ち仕事の疲れにオススメのマッサージ法

疲れを取るのにマッサージも効果的です。濡らしたタオルを耐熱ビニール袋に入れて40秒〜60秒ほど電子レンジで温めて蒸しタオルを作りましょう。(熱いのでやけどにご注意ください)足裏から足首にかけて蒸しタオルで温めるだけでもスッキリしますが、その後両手で足の裏をマッサージしてみてください。痛い箇所は無理してもみほぐさず、心地良い程度でやってみましょう。

立ち仕事の疲れにオススメの入浴法

半身浴での入浴をも足の疲れをとるのに効果的です。ぬるめのお湯でゆっくりとつかることがポイントです。普段シャワーだけで済ませている人も、定期的に半身浴でリセットすることをオススメします。

立ち仕事のダイエット効果から疲れを取る方法までをご紹介しました。

ひとくちに立ち仕事、といっても作業内容や負荷度合いが職場によりさまざまです。運動が嫌いな人や身体を動かすことが苦手な人にも取りかかりやすい軽作業が工場にはいろいろとあります。少しでも興味を持ったお仕事があったら、積極的に職場見学をしてお仕事とダイエット成功を手に入れましょう!