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工場検査の仕事内容は?メリットや向いている人について解説!

2022.01.11

どんな製品でも、工場から出荷される前には必ず「検査」が行われます。機能面や安全面に問題がないかなど、さまざまな検査をクリアしてようやく、商品は出荷ラインに並びます。万が一出荷された製品に問題があれば、消費者に迷惑をかけるだけではありません。製品を作った企業や取り扱い企業のイメージダウン、信頼を失うことにも繋がります。製品によっては、消費者の命に関わる可能性もゼロではありません。このような事態を避けるためにも、「検査」は大変重要な仕事です。

今回は、検査のなかでも「工場検査」の仕事内容について紹介します。また、工場検査を仕事とするメリットや、工場検査の仕事が向いている人についてもまとめました。工場検査とはどんなものなのか、自分は向いているのかなど、工場検査の理解に役立ててください。

工場検査の仕事内容は?

工場検査と聞くと、一般的に製造ラインなどを流れる製品をチェックしていく作業をイメージする人が多いのではないでしょうか。このイメージは間違ってはいませんが、工場検査はもう少し奥深く、検査する項目や目的によってさまざまな方法を取って行われています。製品に傷がないか、正常に動くか、異物の混入を確認するのも検査のひとつです。

さまざまな検査方法を紹介

工場で行われる検査には、具体的にどのような方法があるか見ていきましょう。

目視検査

目視検査は、文字通り目で確認する検査で、工場検査のなかでも基本的な検査となっています。おもにベルトコンベアで運ばれてくる製品を目で見ていき、基準を満たしていないもの、不良品や異物が混ざっていないかを確認します。

製造されたすべての製品を検査するため、日々確認する製品の数は膨大です。集中力が求められる仕事ですが、やはり人間の集中力には限界があります。業務はローテーションを組んで行われるのが一般的です。

検査作業

機能検査

機能検査は、作られた部品や製品が設計通りに動くかどうかを確認する検査です。たとえ目視で問題がなかったとしても、仕様通りに動かなければ大問題になります。検査のなかには、全数の検査が行われない場合の抜き取り検査、製品の耐久性検査なども含まれます。

この検査で見つかった不具合は、原因が究明される流れとなるため、場合によっては製品の改良やリニューアルのきっかけにもなるでしょう。不具合の発見が、製品の品質向上に繋がるのです。

外観検査

外観検査は、目視検査と似ている基本的な検査で、製品の外部に傷や変色、汚れなどがないかを確認していきます。食品などを例にとっても、外観の不具合は消費者でもわかりやすいため、クレームにも繋がりやすくなっています。

判断には基準が設けられていますが、検査のバラつきを減らすために自動検査装置を採用して検査を行っている工場も。ただし、機械では見つけにくい細かな不具合については人に任せる工場が多くなっています。

モニターチェック

製品そのものではなく、作られる工程を確認するのがモニターチェックです。不良品が作られることを防ぐ役割を持っています。モニターを用いて、スタッフが正しく作業を進められているか、機械が正常に稼働しているかなどを確認します。

ここで問題を発見した場合、問題が生じた工程がすぐにわかるという点でメリットの大きい検査です。製造後に不良品などの問題が見つかっても、どの時点で発生したかすぐにはわかりません。しかし、モニターチェックの段階で見つけることができれば、すぐに工程を確認して改善することができます。

分析補助

分析補助とは、おもに医薬品や化粧品などの研究開発の現場で、研究者のサポートを行う仕事です。不良品を見つけるような検査とは異なり、成分の分析やデータ整理を行うのがおもな内容となります。既存製品の改善や新製品の開発のために必要な、ベースとなる詳細情報を得るために大変重要な作業です。

工場検査の仕事をするメリットは?

製造業にもさまざまな仕事があるなかで、工場検査の仕事をするメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

仕事の内容を習得しやすい

工場検査は、比較的仕事内容を習得しやすい傾向にあります。これは、検査内容などがマニュアル化されていたり、検査項目が明確に定められたりしているためです。検査の難易度もさまざまですが、はじめから特別難易度の高い作業の担当を任されることはないため、安心して始めることができます。

単純作業である

工場検査は単純作業のものも多いため、資格がない人でも大丈夫。工場検査未経験の初心者でもすぐに仕事を覚えられるでしょう。これまで工場とは無縁の仕事しか経験してこなかった、ものづくりは詳しくない、といった人でも大丈夫です。

力仕事が少ない

工場や製品の種類にもよりますが、工場検査は軽作業で立ち仕事よりも座って行う仕事が多く、力仕事を任される場面は少ない傾向にあります。そのため、工場検査では、長時間働いていても肉体的な疲労を感じることはあまりありません。

きれいで環境がいい場所で働ける

工場検査を行う環境は、大変きれいである点が特徴となっています。異物混入や故障を防ぐため、検査環境もきれいに管理された状態で検査する必要があるためです。

働く環境が選べるのであれば、やはり清潔で気持ちのいい空間がいいですよね。工場検査の場合は、業務の性質上、どこもきれいな環境が用意されていると思っていいでしょう。

残業が少ない

工場での仕事というと残業が多いイメージがあるかもしれません。しかし、交替勤務などシフトのシステムがしっかりしているため、残業が少ない工場も多くなっています。とくに大企業の工場は勤務体制が整えられており、残業なく定時で退社できる職場も多いようです。

残業が多いと、その分給料も増えますが、私生活がおろそかになってしまう可能性が高くなります。職を探す際は、給与と私生活、どちらを優先するのか自分の希望を決めて、よく調べてから応募するようにしましょう。

共に働く仲間ができる

仕事中は検査に集中してあまり喋る機会のない業務ですが、休憩時間でコミュニケーションが取れ、コミュニティができることもあります。一方で、業務中はコミュニケーションを取る機会が少ないため、人と関わるのが苦手な人でも働きやすい職場とも言えます。

女性でも働きやすい

工場検査の仕事は力仕事が少ないため、女性でも働きやすい環境です。目視検査や外観検査など、丁寧さや細やかさが求められるため、働いている人も女性が多くなっています。実際、女性のおすすめの求人募集職種としてもよく見られます。

ライン梱包作業女性ガッツポーズ

工場検査の仕事をするデメリットは?

メリットの多い工場検査ですが、やはりデメリットもあります。実際に勤務をスタートしてからがっかりしないよう、あらかじめチェックしておきましょう。

腰や目に負担がかかる

工場検査には力仕事が少ないとお伝えしましたが、一方で動きも少なく、腰や目に負担がかかりやすいという特徴があります。長時間座って同じ姿勢で作業を続けることがおもな原因です。対策として、休憩時間などやトイレで立ったときなど、隙間時間にストレッチや軽い運動を行うのがおすすめ。また、目の疲労には目薬などで対応しましょう。

同じ作業に飽きてしまう

工場検査のメリットとして挙げた単純作業である点は、性格によってはデメリットに繋がってしまう可能性があります。飽き性の人はとくに、一度仕事内容を覚えてしまうとすぐに飽きてしまうかもしれません。

工場検査に向いている人は?

ここまでまとめてきた工場検査の種類やメリット・デメリットを踏まえ、工場検査に向いている人を挙げていきます。自分に当てはまるか、確認してみてくださいね。

単純作業が好きな人

飽き性な人とは反対に、繰り返しの作業を好む人もいます。そのような人には、工場検査の仕事は向いています。工場によっては覚えるものが多い場合もありますが、基本的にははじめに覚えたことを繰り返し行えばいい仕事です。

長い時間集中できる人

検査を行う空間では、延々と製品が流れてきて、基本的にはストップすることなく次々と検査対象が目の前に流れてきます。短期的な集中力よりも、切れることのない長い集中力が求められます。そのため、集中力を持続できるという人に工場検査の仕事は向いているでしょう。

もちろん集中力は永遠に続くわけではないため、休憩時間まで、もしくは次の勤務交替時までなど、1日のなかでも区切りをつけておくことは必要です。

軽作業の女性スタッフ

細かい作業が好きな人

工場検査の内容は、細かい作業がメイン。よく見てやっと気づくような小さな傷や、ちょっとした不具合でも大きな問題に繋がることがあります。これらの見落としがないよう、普段は細かすぎると言われる人ほど、この仕事には向いているのです。

覚えれば簡単!工場検査は初心者OKで働きやすい仕事

工場検査にはさまざまな種類があり、一見小難しそうな仕事内容だと思った人もいるかもしれません。しかし、多くは一度覚えてしまえば簡単にこなせる仕事がほとんど。初心者もはじめやすく、女性も働きやすい重労働の少ない環境も用意されています。

メリットやデメリット、向いている人についても紹介しました。自分にもできるかも?向いてるかも!と興味をお持ちになった方は、ぜひ工場検査の仕事を探してみてください。

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