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軽作業の仕事内容とは?メリット・デメリットから向いている人まで解説!

軽作業の仕事内容とは?メリット・デメリットから向いている人まで解説!

未経験でもチャレンジしやすい軽作業の仕事。南は沖縄から北は北海道まで、日本全国各地に存在している職種のひとつです。そんな身近な軽作業の仕事ですが、具体的にどんなことをするのか知らない人も多いはず。

そこで今回は、軽作業の仕事内容がどういったものなのか詳しく解説するので、就職や転職を検討している人は参考にしてみてください。軽作業の仕事に就くメリットやデメリット、どんな人が軽作業に向いているのかなども詳しく説明します。

そもそも軽作業とは?

軽作業とは、その文字から「軽いものを取り扱う仕事」とイメージされがちですが、実は違います。軽作業は英語の「light work」、つまり簡単な作業という意味。比較的誰にでもできる、覚えやすい簡単な作業を行う仕事のこと指します。

主に工場や倉庫での仕事が多く、梱包や仕分け、ピッキングや検品など、種類は豊富。中には、病院でのベッドメイクや食事の配膳といった仕事内容の軽作業もあります。特別なスキルや資格などが特に必要ない場合がほとんどで、未経験でも挑戦・スタートしやすく、大学生のアルバイトや主婦のパート先としても人気。

もちろん、正社員や派遣社員の募集もあります。接客を行うことがほとんどない、勤務時間の自由度が高い、シフト制を導入している、といった点も軽作業によく見られる特徴のひとつです。

軽作業の仕事内容は?

続いては、軽作業の代表的な仕事内容をご紹介していきましょう。

仕分け

仕分けは、文字通り荷物や商品をルールに従って仕分ける作業のこと。倉庫や工場内で行うのが定番ですが、大きな荷物などを取り扱う企業では屋外で作業をする場合もあります。

荷物や商品の仕分けに加えて、配送物の荷下ろしといった物流系の業務、クリーニング工場での洋服分類業務といった仕事内容も仕分けの軽作業のひとつ。

適切な場所に荷物を移動させる正確さや、作業のしやすさを考慮して荷物の置き場所を考えるなど、効率の良さが求められる傾向にあります。

梱包

梱包は、商品を段ボールや袋詰めにする軽作業の一種です。また、梱包した商品が運搬中に壊れないよう緩衝材を段ボールなどに詰める作業が含まれていることもあります。

工場内で行うケースがほとんどで動き回ることがあまりありません。しかし職場によっては大型の物を梱包する場合もあり、ときに力が必要な場合もあります。

キレイに梱包された状態で出荷日に間に合うように作業を進める必要があるため、丁寧さと手際の良さが求められる職業です。

検品

検品は、工場で製造加工された商品に傷や破損がないかをチェックする仕事です。具体的には、食品に異物が混入していないか、衣料品にほつれがないかといった、不良品ではないかどうかを検査する作業が中心。

検品作業は、会社がきちんと製品を作って管理しているかといった信頼性を左右するため、丁寧さや正確性が求められる重要な仕事。きちんと検品しなければ、お客様や取引先などを失う可能性もあります。生産性をアップさせるため、ライン形式で作業を行う場合もあり、スピード感も必要です。

ピッキング

ピッキングは、指定された商品を倉庫内からピックアップして集める仕事。伝票に記載された商品を探すため、倉庫内を動き回っている時間がほとんどです。また、軽いものから重たいものまでを取り扱うので、比較的体力が必要な仕事と言われています。

多くの商品を取り扱っているケースも多く、どこに何があるかを覚えたり、スピーディーに指定の荷物を集めたりする能力が求められる傾向です。

組み立て

組み立ては、工場などで製造された部品を製品として販売できるように組み立てる仕事です。組み立て図面などのマニュアルが用意されていることがほとんどで、その指示通りに作業を行います。中には、流れ作業で業務を行う企業も。プラスティック製品や車など、小さなものから大きなものまで、組み立て作業の種類は豊富です。

職場によってはノルマが設けられている場合もあり、スピード感が求められるケースもあります。また、図面に沿ってきちんと組み立てる正確性や、ずっと同じ製品を作り続ける集中力なども求められる仕事です。

シール貼り

シール貼りは、商品の値札やお菓子のラベル、コスメの成分表や郵便物の宛名などのシールを貼る仕事。工場内で行うケースと自宅で内職として行うケースがあります。

基本的に、ある1つの決まった商品に同じシールを貼り続けるケースがほとんど。シールを適切な場所へ貼る仕事なので、正確性や集中力が求められます。

軽作業で働くメリットは?

軽作業にはいったいどんなメリットがあるのかをチェックしていきましょう。

基本的には未経験者や資格がない人でも働ける

軽作業は、誰でも覚えやすく取り組みやすい簡単な作業を行う仕事のため、基本的に未経験者や資格を持ってない人でも気軽に働ける業種です。

実際に求人募集を行っている企業をチェックしてみても、「未経験者歓迎」「必要な資格なし」などと厳しい条件なしで募集・採用しているケースも多数。また性別や年齢を問わないことが多く、老若男女問わずトライしやすい点も魅力です。

仕事内容が簡単ですぐ身につく

軽作業の仕事は比較的簡単な業務を行うため、仕事内容をすぐに身につけることができます。また同じ作業を繰り返し行うので、最初は難しくても、すぐに慣れてスムーズに作業できるわかりやすさもメリットのひとつです。

一人で黙々と作業できる

同じことを繰り返し行う、接客がほとんどない、といった特徴のある軽作業の仕事では、一人で黙々と作業をすることができます。周囲の人とコミュニケーションを取るのが苦手な人や接客が得意ではない人にとってはうれしいメリットです。

ノルマが設けられている場合もありますが、基本的には自分のペースで集中して作業に取り組むことができます。

軽作業で働くデメリットは?

軽作業のデメリットもきちんとチェックしておきましょう。良い面と悪い面を把握して納得したうえで働くと、無駄なストレスを感じなくて済むはずです。

単調な作業の繰り返しになりやすい

軽作業では、同じことを繰り返し行うことがほとんど。また作業自体も簡単なことが多く、覚えやすい、黙々と1人で行えるといったメリットがある一方で、単純な繰り返し作業に飽きてしまうことがデメリットと言えます。人によっては、この単純な作業が辛く感じることもあるようです。

体力が必要な仕事もある

軽作業の種類によっては、体力が必要な仕事内容もあります。例えば、重たい荷物を搬入したり、ピッキングで1日中動き回ったりなどが代表的。また、立ちっぱなしや座りっぱなしといったように同じ体勢を長時間続けることも多いため、一見楽そうに見えても実は体力的にキツイ、と感じる軽作業もあります。女性にとっては大変と感じる仕事内容もあるかもしれません。

軽作業に向いているのはどんな人?

比較的簡単で誰にでもトライしやすい軽作業ですが、具体的にはどんな人に向いている仕事なのでしょうか。自分に当てはまる項目があるかチェックして、今後の就職活動に活かしてみてください。

とりあえず働きたい人

笑顔の軽作業女性スタッフ

関東や関西、中国四国地方や九州、北陸など、日本各地のエリアでよく見かける軽作業の仕事は求人数も比較的多いため、とりあえず働きたい人におすすめの職業です。また、仕事自体も簡単なものが多く幅広い人材とマッチしやすいため、業種問わず仕事探しをしている人が応募しやすい魅力もあります。

短期や長期といったように労働期間を区切っている求人募集もあるため、次の仕事に就くまでのつなぎとしてとりあえず働きたい、短期や単発で働きたいといった希望を持つ人にも向いている業種です。

単純作業が好きな人

軽作業では、単純な作業を繰り返し行う仕事内容がメイン。そのため、ずっと同じ作業を繰り返すのが好き、単純作業にやりがいを感じる、といった人に向いています。

つまり、集中力に自信がある人にぴったりな仕事。同じ作業を繰り返し行うと、ついつい注意力が低下してしまいがちなので、ミスをしない正確性にも自信がある人にぴったりです。

黙々と働きたい人

接客やコミュニケーションをあまり必要としない軽作業は黙々と勤務したい人にも人気があります。スタッフ同士の関わり合いも少ない職場が多いため、人間関係に悩みたくない人からもよく選ばれている仕事。エアコン設備が整っている職場も多いため、快適な環境で働きたい人にも向いているでしょう。

体力がある人

軽作業によっては、力仕事や動き回る仕事もあるため、ずっとスポーツをしていて体力に自信がある、身体を動かすのが好きといった人にも向いています。

中には座ったまま細かな作業を行うケースもありますが、体力がある人は重たい荷物の搬入や動き回る機会が多いピッキングなどがおすすめ。体力が必要な軽作業は、よりよい身体作りや筋トレにもなるのではないでしょうか。

自分にぴったりな軽作業を見つけよう

軽作業とひと口に言っても、その種類はさまざま。少ない力でできる仕事もあれば、体力が必要な仕事もあります。自分の性格や体力をしっかりと見極めて、楽しく働ける軽作業の仕事を見つけてみてください。

求人情報サイトなどをチェックしてみると、アルバイトやパートはもちろん、正社員や派遣社員の募集もあります。軽作業の仕事を探すなら仕事内容と一緒に雇用形態もしっかりチェックして、理想的な職場を見つけましょう。