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軽作業はきつい!?魅力はある?仕事内容や向いている人の特徴を解説

軽作業はきつい!?魅力はある?仕事内容や向いている人の特徴を解説

こんにちは!工場・製造業求人サイト「イカイジョブ」の編集部です。

軽作業は未経験でも始めやすい簡単な仕事というイメージがありますが、意外ときついという意見も耳にします。誰でもできるのに何できついの?と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。一方で、軽作業は楽という声を耳にすることもあり、どちらが本当なのかわからないですよね。

そもそも軽作業はどんな作業で何がきついのか、どんな人が向いているのかなど軽作業の気になる所を詳しく解説していきます。今後のお仕事探しの参考にしてみてください。

軽作業とは?どんな仕事内容?

軽作業とは、特別なスキルや経験を必要としない比較的簡単な作業のことを指します。例えば、工場や倉庫での商品の仕分けや梱包、検品作業、清掃作業、荷物の運搬作業などが該当します。

基本的に作業内容や手順がシンプルで覚えやすく、未経験でも始めやすい特徴があります。

軽作業には明確な定義や基準がないため、作業自体は簡単でも重いものを扱ったり、たくさん歩き回ったりなど体力を必要とする場合があります。

ここからは代表的な軽作業の仕事内容について解説します。

倉庫内の軽作業

倉庫内の軽作業には以下のようなものがあります。

●ピッキング作業
ピッキング作業をする人は「ピッカー」とも呼ばれます。具体的な作業は、注文書やリストに記載された商品や製品を倉庫や棚から収集する仕事で、収集の際は台車やカゴ、カートを使用するのが一般的です。一部、フォークリフトを使用する作業があり、その場合は資格が必要になります。

ピッキング作業は、バーコードでの管理システムが普及したことでスマホやハンディターミナルで商品や製品情報を読み取ることができ、簡単かつ、正確で効率的な作業が可能になっています。

●仕分け作業
仕分け作業は入庫と出庫の両方の場面で行われます。 入庫時の仕分け作業は、倉庫に到着した商品や部品を受け取り、ルールに沿って種類別や用途別に仕分けます。種類やカテゴリーに応じて適切な仕分けをすることで、その後のラベリングや格納作業をスムーズに行うことができます。

出庫時の仕分け作業は、出荷指示書やオーダーリストに基づいてピッキングされた商品や製品を発送先ごと・発送期日ごとなど、決まったルールに則り仕分けていきます。

●検品作業
検品作業は、ピッキングされた商品や製品に不良品がないか、注文書やリスト通りになっているかを確認します。検査の項目や手順はマニュアルが用意されていて、体力をさほど必要としないため女性も多く活躍している作業です。

●包装・梱包
包装・梱包作業は、出荷する商品を適切に包装し、荷造りして出荷の準備をします。商品・製品に合わせて資材を使用して丁寧に包装・梱包します。 繊細な製品や商品を扱う場合には、細心の注意を払う必要があります。

●シール貼り
出荷に必要なシールやラベルを用意して、貼っていきます。発送先や発送元、発送商品に間違いがないか、最終確認の検査作業を兼務する場合もあります。

●入出庫
入庫は倉庫に到着したトラックやコンテナから荷物を受け取り、所定の場所に配置する作業で仕分け作業と兼務する場合もあります。 出庫の場合は逆の作業となり、出荷場所からトラックやコンテナに荷物を運び入れます。

重量のある荷物を扱う場合にはフォークリフトを使用することから、フォークリフト資格を必須とする場合もあります。会社によっては入社後に資格が取れる「資格取得支援制度」があり、働きながら資格取得が可能です。

フォークリフトを運転する男性

工場の軽作業

工場の軽作業には以下のようなものがあります。

●ライン作業
工場のライン作業は「流れ作業」とも言われ、各セクションごとに与えられた特定の作業を行うことで段階的に製品が完成します。

例えば、カップ麺を製造するライン作業の場合、機械に原料を投入や調味液を配合する調合工程、充填された具材が規定量入っているか確認する充填工程、包装されたカップ麺の箱を定期的に開封して検査する包装工程などがあります。各工程では具材や容器・包装資材の補充などを併せて行うことが一般的です。

機械設備が自動で製造するラインでは、材料の補充や目視検査など機械の補助作業がメインとなるため、調理経験は必要なく、マニュアル化された作業手順通りに作業していきます。

●運搬・供給
工場の運搬・供給作業は、製造ラインに必要な部品や資材を運搬する仕事です。部品や資材が不足すると製造ラインが止まってしまうなど生産に影響が出てしまうため、生産の順番や進捗状況の確認、必要に応じて管理者やラインスタッフとコミュニケーションを取りながら作業を進めます。

運搬には資格が不要な台車やハンドリフトを使用する場合と、資格を必要とするフォークリフトを使用する場合があります。

●バリ取り
バリ取り作業は、部品や製品の加工時に発生する不要な部分を取り除く作業です。 手作業または専用の工具や機械を使って取り除く場合があり、ほとんどの場合は個人単位でのコツコツ作業となります。

●検査
工場の検査作業は、製造工程の各段階で実施されています。製品の品質を維持し、製造プロセス中に問題が発生した場合に早い段階で発見して修正するためです。 検査には、外観検査のほか測定検査・機能検査・原料検査など製品や工程に合わせた作業があります。

軽作業がきついと言われる理由

単純作業が多く未経験者でも比較的簡単に取り組める軽作業ですが、個人の体力や作業内容との相性、環境によって「きつい」と感じることがあります。

ここからは、軽作業がきついと言われる理由について解説します。

単純作業で変化が少ない

軽作業は一般的に単純な作業内容で、繰り返しのルーティンワークが中心です。そのため、一部の人にとっては作業の単調さや変化の少なさによって飽きてしまうことがあります。

時間が経つのが遅く感じて何度も時計を確認してしまったり、同じ作業の繰り返しにモチベーションが低下し、必要以上に疲れを感じることがあります。

コツコツ作業や単純作業が得意な人にとっては問題ないことですが、仕事に変化を求めたい人にとっては軽作業はきつい、と感じることが多いようです。

立ち作業や無理な姿勢で足腰が痛くなる

作業の多くは立ち作業のため、長時間立ちっぱなしで作業を続けることになります。

作業によっては無理な姿勢で作業する場合もあり、物を持ち運ぶ姿勢が不自然な場合や作業台の高さが合っていないなど、腰や背中に負担がかかることで痛みが生じて「きつい」と感じることがあります。

体や足腰の負担を軽減するために、適切な休憩を取るほか定期的なストレッチ、脚の負担を軽減する靴のインソールの利用などが効果的です。

手袋で手荒れやひび割れする

安全性や衛生面から着用する手袋は、時に手荒れやひび割れを起こす場合があります。作業中は外すことができないため、長時間の着用による蒸れや摩擦が原因となります。

ひび割れなどで痛みを伴う場合は、作業の妨げになったり安全性に問題が生じるなど仕事の継続にも関わってしまいます。

作業手袋の中に通気性の良い薄手の綿手袋をしたり、まめにハンドクリームを塗るなど日々のケアが大切になります。

重たい物を持つ作業や指先の力を使う作業がある

作業が簡単な軽作業の場合でも、重たいものを扱う業務もあることは前述のとおりです。 単純作業でも重い製品を持つ作業や、部品同士をはめこむ際に指先の力を必要とする作業の場合、「きつい」と感じる人が多いようです。

自動化が進む工場の軽作業の場合も、機械では難しい作業や繊細な作業を行う時には人の手に頼らざるを得ない場合があることも理解しておきましょう。

冷暖房がない場合がある

軽作業を行う工場や倉庫の中には、冷暖房がついていないところもあります。最近では職場環境改善の一環として冷暖房設備を整える工場や倉庫も増えてはいるものの、職場によっては製品や商品に合わせた温度管理が必要な場合があります。

例えば、食品を製造する食品工場や冷蔵・冷凍庫内作業、部品の成形に関わる仕事の場合です。そのようなところでは、暑い職場では40度以上、寒い職場では10度を下回る環境で作業を行う場合があります。暑さ・寒さが苦手な人は応募時や面接時に、作業環境を含めて確認をするようにしましょう。

軽作業が向いている人の特徴

軽作業がきついと言われる理由のいくつかは、事前に確認してからお仕事探しをすることで十分な対策ができそうです。ここからは軽作業に向いている人の特徴について紹介していきます。

単純作業・繰り返し作業が好き

軽作業は基本的に同じ作業の繰り返しになります。そのため単純作業や繰り返し作業が好きな人が軽作業に向いていると言えるでしょう。

単純な繰り返し作業の中でも自分で作業の効率化を考えたり、与えられたタスクの達成にやりがいを見い出せる人は、軽作業に適しています。

ひとつのことに集中するのが得意

外部からのさまざまな刺激や誘惑に惑わされず、ひとつのことに集中することが得意な人は軽作業に向いていると言えます。

同じ作業に長時間集中できることで、作業効率やクオリティが上がりモチベーションのアップ、より高い達成感を得ることができます。

ひとつのことに集中するのが得意な人は、外部からの刺激や誘惑に惑わされないひた向きさと粘り強さを持つため、コツコツとした作業を繰り返すことの多い軽作業に向いています。

コミュニケーションは必要最低限で良い

軽作業では、他のスタッフや上司とのコミュニケーションは報告や業務連絡をするときのみに限られます。安全性や衛生、品質管理の面から作業中の私語が禁止されている職場も少なくありません。

そのため、話すことが苦手な人やコミュニケーションを最低限にしたい人は、軽作業の職場に向いていると言えます。

とは言え、報告や連絡、挨拶など最低限のコミュニケーションは必要です。安全で円滑な作業を行うためと理解しましょう。

キャリアアップはあまり考えていない

軽作業は、特別なスキルや経験を必要としない作業であるという特性上、キャリアアップが難しい仕事と言えます。そのため、扶養内で一定の収入を得たい人や副業したい人、短期間で稼ぎたい人にオススメです。

一時的な収入の確保をする手段の場合もあれば、ライフスタイルに合わせて働きたい場合もあるでしょう。

軽作業は未経験でも気軽に始められる職場が多くありますから、積極的に問い合わせや応募をしたり、無料お仕事相談に申し込んでみるとよいでしょう。

短期や単発の求人も多いので、日払いで報酬が欲しい、今すぐお金が欲しい人にもおすすめです。

軽作業は楽しい?軽作業の魅力4選

ここからは、軽作業で働く人がどんな点に魅力を感じているのか、を4つに絞って紹介していきます。

未経験からでも始めやすい

前述で解説したように、軽作業は特別なスキルや知識を必要としないため、未経験からでも始めやすい仕事と言えます。

単純で覚えやすい作業であることに加え、企業側も未経験者を想定した丁寧な研修や作業指導、マニュアルなどのサポート体制があることが多く安心して働けます。軽作業のお仕事は、気軽に求人応募がしやすく始めやすいことが魅力のひとつです。

アルバイトや派遣など自分に合った働き方ができる

ライフスタイルに合わせた雇用形態や働き方を選択できることも軽作業の魅力です。

アルバイトやパート、派遣社員、短期・日雇いなどがあり、希望する勤務時間・日数・シフトなど融通が利きやすいことも大きなメリットです。

小さなお子さんがいる家庭や家事や介護でフルタイムで働くことが難しい方など、ライフスタイルに合わせやすい働き方を自由に選ぶことができます。

このように、軽作業は仕事とプライベートのバランスが取りやすい仕事と言えるでしょう。

慣れると効率よく作業ができて楽しい

モクモクと作業する軽作業では、慣れてくると作業効率が徐々に上がってきます。働き始めたばかりの頃に比べて明らかに手際も良くなるため、業務に対する達成感を感じてモチベーションのアップに繋がります。

また作業の正確性も向上することで作業ミスが減り、リズミカルに作業ができて楽しくなってきます。

仕事内容次第で高収入が狙える

職業情報サイトjobtagから軽作業の一つである倉庫内ピッキング作業の給与について見てみましょう。都道府県別で比較ができますので、ここではイカイジョブに最も多く求人が掲載されている静岡県と全国を比較してみます。

静岡県全国
平均月収19万3000円〜22万8000円20万8000円
月平均労働時間160時間166時間
平均時給(平均月収÷月の労働時間)1206円〜1425円1253円

上記には残業や深夜割増は含まれていないため、残業が多めの職場や2交替・3交替シフトで22:00〜翌5:00までの深夜時間帯が含まれる場合は、収入アップが見込めます。

残業20時間を行った場合は

静岡県全国
残業時の平均時給1508円〜1781円1566円
残業手当(月20hの場合)3万160円〜3万5620円3万1320円
平均月収+残業手当合計22万3160円〜26万3620円23万9320円

ここに深夜手当が足されればかなりの高収入が見込めそうですね!

また、軽作業でも重いものを扱う作業や体力が必要な作業ある場合、フォークリフト資格が必要な運搬作業の場合は時給が高めの傾向があります。とにかく稼ぎたい!という人はチェックしてみて下さいね。

※参照/職業情報提供サイトjobtag【ピッキング作業員】

軽作業がきついかどうかは人それぞれ

軽作業と一口に言っても、仕事内容や働き方はさまざまです。中には体力勝負の仕事もあればスピードと正確性を求められる仕事もあります。

一部ではきつい仕事と思われがちな軽作業ですが、自分に合った仕事を見つければ、苦にならず楽しく働くことができるでしょう。

また、期間や勤務日数の融通が利きやすい軽作業もあります。パートやアルバイトで仕事を探している方で今まで「軽作業は候補になかった」という方も視野に入れたお仕事探しをしてみてはいかがでしょうか。

静岡県を中心に500件以上の求人を掲載中のイカイジョブにも、軽作業のお仕事を多数掲載していますので是非お仕事探しにお役立て下さい!

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