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工場の休みに土日休みと平日休みがあるのはなぜ?工場の気になるお休み事情を解説!

工場の休みに土日休みと平日休みがあるのはなぜ?工場の気になるお休み事情を解説!

こんにちは!工場・製造業求人サイト「イカイジョブ」の編集部です。

工場勤務の休みは土日休みが多い傾向にありますが、平日休みの工場も少なからず見られます。この違いはどこにあるのでしょうか?休みはどれくらい取れるのか、どんな工場が休日出勤が多いのかなど、工場の気になるお休み事情を解説していますので参考にしてみてください。

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土日休みの工場は親会社に合わせていることが多い

工場の休日は業種により異なりますが、一般的な労働慣習に習って基本的に土曜日・日曜日を休日とする製造工場が増えています。
親会社となる工場が土日休みの場合には、部品製造を請け負う子会社も同様に土日休みなります。これは親会社の工場稼働日を元に、子会社の生産計画を組むためです。
例えば自動車製造業界では、各メーカーとも基本的に土日休みのため部品製造を請け負う部品メーカーも土日休みが多く、夏季休暇や年末年始休暇も親会社に合わせる工場がほとんどです。
工場の繁忙期や生産状況に応じて土日休みが変更となる工場もありますが、勤務シフトが変更となった場合でも年間の休日数はしっかりと確保されますので、お休みの日数が減ってしまう心配はありません。
とはいえ、土日休みでないと困る人は、応募時に休日の変更有無についてしっかりと確認しておきましょう。

平日休みの工場は24時間稼働でシフト制勤務になっている

以前[交替勤務とは?2交替・3交替勤務のシフトのパターンやメリット・デメリットを詳しく解説]でも解説したとおり、交替シフトにはさまざまな種類があります。
24時間休みなく稼働する工場では、4勤2休制や3勤1休制の勤務シフトが多く採用されていて4日ごとあるいは3日ごとに休日を取得します。
シフトの組み方で休日がたまたま土日に該当する場合もありますが、基本的には平日休みとなります。

4勤2休とは

4勤2休制とは、4日間働いて2日間休みとなる勤務シフトです。勤務時間は工場に寄りますが3交替または2交替がほとんどで日勤と夜勤の2交替の場合には
日勤×4日勤務→2日お休み→夜勤×4日勤務→2日お休み・・・となります。

週5日勤務よりお休みまでのサイクルが短いため、夜勤日数が多くなり深夜手当で高収入になる傾向があります。
収入を重視した働き方をしたい人に向いています。

▼4勤2休の働き方(例)

4勤2休みのシフト勤務例

3勤1休とは

3勤1休制とは、3日間働いて1日お休みとなる勤務シフトです。4日を1クールとした繰り返しとなるため、休日は土日・平日関係なく原則すべての曜日があたります。
24時間を3つの時間帯に分けて交替で勤務するパターンが多く、3日間ずつ早番(1直)・中番(2直)・遅番(3直)をローテーションしていきます。

3勤3休とは

3日勤務したら3日お休みの3勤3休制は、勤務日数が少ない代わりに1日の労働時間が長く、日勤と夜勤それぞれを12時間勤務とする工場もあります。
年間の休日数が180日と多く、シフトを繰り返す中で土日や祝日に休日が当たることもあることから、平日休みと土日休みの両方を満喫できる勤務シフトになります。
自分の時間や趣味を存分に楽しみたい方にオススメです。

工場の休みは業種やシフトによって決まる

仕事探しをするときに給料や仕事内容はもちろんですが、福利厚生や休日も希望通りになっているかは重要なポイントとなります。
ここからは、イカイジョブに掲載中の求人を参考に、工場のお休み事情を見てみましょう。

休みが多い工場の特徴

年間休日数が最も多い求人は大手電気機器部品メーカーの3勤3休制で、年間休日180日となっています。
土日休みを基本とした工場の年間休日数は115~125日で、年末年始やGW、夏休みなど大型連休が充実している自動車メーカーや自動車部品メーカーが多い傾向にあります。

休みが少ない工場の特徴

休みが少ない工場の特徴として、24時間稼働している製紙工場や在庫が持てない食品(消費期限が短い)を製造する食品工場が挙げられます。
また、3交替で1日の稼働時間が短いシフトを組んでいる工場も休みが少ない傾向にあります。
そのような工場は変形労働時間制を設定して月の労働時間や年間の労働時間を調整しています。
イカイジョブに掲載中の製紙工場の年間休日を見てみると、61日から131日と作業工程やシフト、工場によってかなりの差があり、製紙工場全体では概ね年間110日が平均年間休日数となり、やや少なめとなっています。
ジョブトリビアでは変形労働時間制に関する記事投稿もありますので参考にしてください。

交替勤務とは?2交替・3交替勤務のシフトのパターンやメリット・デメリットを詳しく解説

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工場は年末年始は休み?長期休暇はどれくらい取れる?

工場の年末年始休暇は、業種や工場によりますが、大きく分けると生産ラインを止めるか否かによってその日数は大きく変わってきます。

●自動車メーカーや電子機器などの大規模製造工場では、生産ラインを止める『休業』がほとんどで、1週間から10日程度の長めの年末年始休暇が設けられています。この期間には、日頃実施できない点検メンテナンスを実施する工場もあります。
●食品製造や医薬品製造などの連続生産が必要な業種では、3日から1週間程度の短めの年末年始休暇が一般的です。
生産ラインを止める『休業』または生産ラインは稼働のまま、従業員が交替で休暇を取得する場合があり、工場によって異なります。

工場勤務は有給休暇がとりやすい?

生産計画や人員配置・担当する作業が決められている工場勤務は、有給休暇が取りづらい、というイメージがありますが、実際どうなのでしょうか?
働き方改革やワークライフバランスが重要視されるようになり、工場勤務でも従業員の働きやすさを考慮し、柔軟な休暇制度を提供する企業・工場が増えています。
就労6ヶ月間を過ぎれば、雇用形態に関係なく有給休暇は付与されます。(日数は会社規定によります)
有給休暇を付与されたら、工場の繁忙期や生産計画に影響を与えない範囲で、上手に取得ができるよう、相談してみましょう。
厚生労働省 年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています

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休日出勤が多い工場はどんな特徴がある?

事務や営業職などにも休日出勤があるように工場勤務にも休日出勤が発生する場合があります。それではどんな工場で休日出勤が多くなるのか、を解説します。

新工場の立ち上げや新製品の量産が始まった

新工場の立ち上げや新製品の量産が始まる時は、工場の忙しさがピークに達する状況が予想されます。新しい生産ラインや設備の導入、新製品の試作や品質テスト、トレーニングなど、多くのタスクが一度に重なるため、残業や休日出勤などが多くなります。この忙しい時期は一時的なもので、工場が本格稼働することで徐々に解消されていきます。

工場の生産能力が不足している

さまざまな機械設備を導入している生産工場では、設備の生産能力不足やトラブルにより生産能力が不足することがあります。一時的な需要の増加のようなケースだと追加の設備投資が難しく、現状の生産体制で計画が組まれるようです。トラブル対応に関しては、多くの工場では社内に設備管理部門を設けるなど早い段階で対応できる仕組みが準備されてはいるものの、メンテナンスや修理による時間ロスを埋めるために、休日出勤が発生する場合があります。
また、人員が不足している場合は、納期に間に合わせるために残業や休日出勤で稼働時間を確保することもあります。

まとめ

工場の土日休みや平日休みのお休み事情から有給休暇、休日出勤について解説してきました。業種や工場によってシフトも休日もさまざまあります。
有給休暇の取りやすい工場や休日出勤の多さなど、求人情報だけではわからないこともたくさんありますので、興味のあるお仕事については面談時に積極的に問い合わせをしましょう。

イカイジョブでは、ご応募いただいた求職者に迅速・丁寧にお仕事内容を説明しています。是非イカイジョブで工場求人をお探し下さい!

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