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充填の意味は?分野ごとの仕事内容や向いている人を解説!

2022.11.08

こんにちは。工場・製造業求人サイト「イカイジョブ 」の編集部です。

今回ご紹介するのは製造業や建設業、医療の現場で聞くことも多い「充填」の仕事についてです。“充填”と一言で言っても、業種が違えば仕事内容も違います。中には皆さんの知らない充填作業もあるかもしれません。本記事では充填の意味や分野ごとの充填作業の違い、充填作業に向いている人について解説。求人情報などで充填の仕事を見かけて興味を持った方、充填作業の適正について知りたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

充填の意味とは?

「充填」の「充」の漢字は「満たす」、「填」は「埋める」という意味。読み方は「じゅうてん」です。言葉の意味を辞書で調べると、「欠けているところや空いているところに、ものを詰めてふさぐこと」(「goo国語辞書」より)とあります。

穴や隙間をふさぐために使われるものは、液体や粉末などさまざま。錠剤のような小さな粒状のものを詰める作業も「充填」と表現します。「充填」という言葉は、その意味からも分かるように製造業や建築業、医療の現場で使われることが多いようです。

充填の種類は?

充填には、以下のようにさまざまな手法があります。現場によって、または内容物によって、それぞれ最適な方法で充填が行われています。

重量式

主に液体の充填に採用される手法。ウエイト式とも呼ばれます。容器の内容量によって充填量を調節できるため、形状や大きさが異なる容器に同一の内容物を充填するのに向いています。

容量式

充填する前に一定量を測り、容器に充填していく方式です。そのため、同じ形状の容器に同じ内容物を入れていく大量生産の現場で活用されます。この方式では固体はもちろん、液体や粉体、粘度の高いものなど形状問わず、充填可能です。

グラビティー式

充填した液面の高さをそろえて内容量を決める手法。重量式と同じく、液体の充填に用いられます。グラビティー式では内容物の量に誤差があった場合でも、その誤差に関係なく液面の高さを一定に保てるというメリットがあります。

ボリューム式

豆やゴマなどの固形物を升に詰めて一定量を量る方式です。包装機などの機器とセットで使われることもあります。

真空充填

容器内を真空状態にし、容器が空気を外から取り込もうとする力を利用して液体を充填する手法です。化粧品など粘度の高い液体を充填する際や、調味料などの充填に用いられることが多いです。

窒素充填

充填時に、容器の中に窒素ガスを入れる方法です。例えば飲料や食品など、酸素に触れると味が劣化してしまうようなものを充填する際には、窒素充填方式が活用されます。なお、窒素は人体へ悪影響を及ぼすことのない気体。そのため、食品などの体内に取り込まれるものの充填でも安心して採用されています。

分野ごとの充填の仕事内容を解説!

次に、充填とはそれぞれの分野でどのような作業内容を指すのか、具体的に見ていきましょう。

製造業の充填

製造業における充填には、以下のような作業があります。大量製造を目的とする工場では、充填作業はオートメーション化されている場合がほとんどです。

容器に内容物を入れる

瓶や缶、ボトルの中に内容物を詰める仕事。食品製造の現場を例に挙げると、調味料や飲料を容器に入れる作業が該当します。中に詰める内容物は、醤油などの液体から味噌のような粘度の高い半固形のもの、塩などの粉末までさまざま。形態にかかわらず、容器に入れる作業はすべて充填です。
製造業の現場では、手作業による充填だけでなく、充填機と呼ばれる機械を使うこともあります。充填機の中には容器のキャップ閉めやラベル貼りなどの工程まで行う自動充填機もあれば、一部を手作業で行う半自動充填機もあります。

一方、化学業界においては、ガスの充填作業を指すことも。ガスにも液体ガスと気体ガスがあり、充填時の取り扱い方にもさまざまな方法があります。なお、ガスの充填作業では、「充填作業者資格」という国家資格が求められることがあります。資格が必要となるのは、「民生用バルクローリ」と呼ばれる充填設備を使って、LPガスをバルク供給設備へ充填する作業の場合。資格を持っていればさまざまな現場で活躍できるので、充填作業員を目指す方は取得しておいて損はないでしょう。

原材料を機械に入れる

製造業の現場では、多くの機械が使われています。その中でも製品製造を担う機械に原材料を投入する仕事も重要な充填作業のひとつ。オートメーション化が進んでいる充填作業ですが、原材料を機械に入れる投入作業は機械ではなく人手に頼ることがほとんどです。ただ、重量のある原材料を扱う場合は手作業では難しいため、機械化を進めている現場もあります。

建設業の充填

建築の現場においても充填はよく聞く言葉。特に、コンクリートは表面積が大きければ大きいほどひび割れが起きやすいため、度々充填によって補修が行われます。
例えば、コンクリートのひび割れ部分の充填に使われるのは、樹脂やモルタル。ひび割れ拡大防止のためにあえて設置される「ひび割れ誘発目地」の部分には、防水のためにシーリング材が使われることもあります。

その他、建設現場においては、目地の補修や防水・止水のための穴埋め、マンホール周りの接着も重要な充填作業。使われる資材もシーリング材やコーキング材、パテなど充填箇所の素材や目的に合わせて様々なものがあります。

医療における充填

医療現場における充填は、主に歯科処置においてよく使われる言葉です。例えば、虫歯や外傷によって歯の一部が欠損してしまった場合、穴の開いた部分や欠けた部分を埋めて修復することを充填と言います。この場合、歯の機能回復や、さらなる虫歯や歯周病などの疾患予防が充填の目的。歯の充填には、レジンやグラスアイオノマーセメント、歯科用アマルガムなどの材料が使われています。

また、薬局や医療機関で薬剤を容器に詰めることも充填作業のひとつ。粉剤や錠剤、液剤など形状問わず、容器に詰めることを充填と呼びます。その他、予防接種などのワクチンを注射器に注入する作業も医療現場でよく見られる充填作業のひとつです。

充填に向いている人は?

充填作業はどのような人に向いているのでしょうか。以下に、主な適性を挙げてみました。

責任感のある人

食品や薬など体内に取り込まれるものを扱う充填作業では、異物混入はもちろん、小さなミスも許されません。そのため安全性への意識が高く、責任感を持って仕事に向き合える人に向いています。

真面目に仕事に取り組める人

丁寧で確実な作業が求められる充填の現場では、どんな時でも真面目に作業にあたれる人が重宝されます。黙々と実直に仕事をこなせる人に向いていると言えるでしょう。

集中力がある人

充填は同じ作業の繰り返しで、どうしても単調になりやすい仕事。慣れれば慣れるほど注意力が下がり、ミスも起こりやすくなってしまうでしょう。そのため、長時間同じ作業をし続けるのが苦ではない人、集中力をキープできる人に向いています。

充填は私たちの生活を支える重要な仕事!

充填には、言葉の意味からは想像できないほど、さまざまな分野での仕事があります。製造、建設、医療の現場に欠かせない充填は、私たちの生活を支えているといっても過言ではありません。人体に影響を及ぼす薬や食品を扱うことも多いため、ミスは許されない仕事です。その分、集中力や単調な作業が得意な方はきっとやりがいを感じられるはず。今回ご紹介した適性にあてはまるという方は、ぜひ目指してみてはいかがでしょうか。

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