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派遣社員の職歴は履歴書にどのように書くの?記載のポイントや書き方、例を紹介!

派遣社員の職歴は履歴書にどのように書くの?記載のポイントや書き方、例を紹介!

こんにちは。工場・製造業求人サイト「イカイジョブ」の編集部です。

アルバイト求人に応募したり企業に就職したりするには、業界問わず自分自身の学歴や職歴を履歴書に記載するのが一般的です。しかし過去に派遣社員として働いた経験がある場合、履歴書にどのように記載すればいいのか疑問に思ったことがある方もいるでしょう。

そこで今回は、派遣社員としての職歴がある場合の履歴書の書き方を詳しく解説します。今後の未来を左右しかねない履歴書を正しく書いて、転職活動に役立てましょう。

履歴書に派遣社員の職歴を書くポイントは?

まずは、派遣社員としての履歴がある場合どのように履歴書に記載するのか、書き方のポイントをチェックしておきましょう。

基本的に氏名や生年月日、自己PR文などは、一般的な履歴書の書き方と同じで問題ないです。派遣社員の職歴があっても、直接雇用してもらう場合の正社員募集応募時の履歴書を書くのと変わりません。

履歴書に貼り付ける写真や志望動機の書き方も、一般的なルールに沿っていればOKです。職種を問わず派遣社員の職歴がある場合は、主に「職歴」の欄が通常とは異なるため、ここだけ注意して記入しましょう。

ではポイントを4つに分けてご紹介します。

派遣元企業と派遣先企業を書く

一般的な正社員のように企業に直接雇用されていない派遣社員は、履歴書の職歴欄に「派遣先企業名」と「派遣元企業名」の2つの会社名を記載しましょう。

派遣社員の場合は、直接雇用されている正社員とは違って、1つの職歴に対して2社が関わっていることになるため、採用担当者が混乱しないようわかりやすく表記するのも、書き方のポイントです。

「株式会社○○に登録」「株式会社○○に派遣」といった形で、どこの派遣会社に登録して、どの企業に派遣されたのかを記載すると良いでしょう。会社名の後ろに「(派遣元)」「(派遣先)」と捕捉して、わかりやすくするのもひとつの方法です。もちろん会社名は正式名称で書くのが常識なので、間違えないよう記載しましょう。

「入社」ではなく「就業」と書く

一般的には会社で働き始めることを「入社」と表現しますが、派遣社員の場合は「入社」とは書かないのが基本なので、覚えておきましょう。理由は、派遣社員は企業に「登録」して、派遣された企業で働いている期間のみ派遣先の会社に雇われている状態だからです。このため、派遣元の会社に対しては「登録」という表現を使用します。

そして派遣先企業に対しては、「就職」ではなく「就業」や「就業開始」と記載するのが正しいい書き方です。間違えないようにしましょう。

「退社」ではなく「派遣期間満了」と書く

正社員の場合、会社を辞めた際には「一身上の都合により退職」などと書きます。しかし派遣社員の場合は、「就職」ではなく「登録後に期間限定で就業する」というかたちでの雇用形態。自分の意志で辞めたのではなく、契約期間が終了したことにより職を離れるので、辞めた際には「退職」ではなく「任期満了」と表記するのが正し書き方です。もしくは、「任期満了につき退職」であれば問題ないでしょう。

ただし契約満了になる前に派遣先の会社から解雇を言い渡された場合には「会社都合により退職」と記載します。また契約満了後に継続して働くことを希望したのにも関わらず、更新してもらえなかった場合も「会社都合により退職」と記載するのが一般的です。

スペースに余裕があれば、業務内容を記載する

どこの派遣会社に登録して、どの企業に派遣されたのかを記載する以外に、どの部署で勤務したか仕事内容がわかる項目も書いておくと、より丁寧な印象です。また部署内での詳しい業務内容も記載し、どのようなキャリアがあってどんなスキルがあるのか採用担当者によりわかりやすく伝えることも重要ポイント。自分の情報を正しく丁寧に明記することで、企業に対して効率的に自己アピールできるでしょう。

とはいえ正社員としての経歴がある場合には、正社員の職歴を丁寧に書くほうがベスト。採用担当者は派遣社員としても経歴よりも、正社員としての経歴のほうを重視して人材を選考する傾向があるからです。
しかし、だからといって派遣社員の職歴を省略してはいけません。「派遣社員として働いたのは短期間だけだから」「書くスペースがないから」と派遣社員の職歴を省くと、経歴詐称になり信頼を失ってしまう可能性があります。

派遣社員の職歴を1行にまとめて書くなど工夫して、すべての職歴を書き出すようにしましょう。どうしてもスペースがうまく確保できない場合は、職務経歴書を別途作成して、詳細な職歴を記載する方法もあります。

履歴書への派遣社員の職歴の書き方と例を紹介!

ではさっそく、具体的な書き方をご紹介します。例を参考に好印象な履歴書を完成させて、書類選考や面接時に有利になるように知識を身につけましょう。

短くまとめたい場合

派遣社員の履歴書の書き方

まずは正社員の職歴があるなどの理由から、派遣社員の職歴をできるだけ簡潔に記載したいときにおすすめの例をご紹介します。

▼例1:

職 歴
平成26 4 ○○株式会社に登録 ××株式会社第2営業部に派遣社員として就業
平成27 3 派遣期間満了につき退職

▼例2:

職 歴
平成26 4 株式会社より××株式会社に経理事務スタッフとして派遣
平成27 3 派遣期間満了につき退職

このように、どこの派遣会社に登録してどの企業に派遣されたのかをはっきりと記載します。例のように、文のすぐ下に必ず「派遣期間満了につき退職」と記載して、いつからいつまで働いたのかがわかるようにしておきましょう。

業務内容を記載する場合



スペースに余裕がある場合、業務内容を詳しく記載すると丁寧な印象の履歴書になります。この場合の詳しい書き方をチェックしていきましょう。

職 歴
平成26 4 株式会社○○(派遣元)に登録
     株式会社××(派遣先) 第2営業部に勤務
     営業事務及び顧客リスト作成業務を担当
平成29 3 派遣期間満了につき退職

どこの企業に派遣されたかを書いた行の下に、どんな業務を担当していたのかを詳しく書きます。例のように派遣先で配属された部署をはじめ、その部署でどんな内容の業務を担当していたのかを書くと、伝わりやすく丁寧な印象です。

派遣元が複数あるケースでは、派遣元ごとに職歴をまとめて記載するのが基本。派遣元がバラバラになると見づらくなるため、メモなどに書き出してから履歴書に書き込むと書き損じの心配がありません。

また短くまとめた書き方と同様に、派遣社員としての職歴と一緒にいつ任期満了したのかを記載するのも忘れないようにしましょう。他にも今現在も契約社員として在職中の場合は、職歴の一番下に「現在に至る」という文言を付け加えることも、覚えておきたいポイントです。

複数の派遣先の職歴を記載する場合

最後は、派遣社員として複数の職歴がある場合の書き方をご紹介します。
派遣先企業の数が多い場合は、職務経歴書を用意してより詳細な職歴を記載するのもおすすめです。

▼例1:

職 歴
平成26 4 ○○株式会社(派遣元)に登録
平成27 4 ××株式会社(派遣先)にて第2営業部に派遣社員として就業
平成28 4 △△株式会社(派遣先)にてオペレーター業務に就業
平成30 4 □□株式会社(派遣先)にて製品管理部門に就業

▼例2:

職 歴
平成26 4 ○○株式会社(派遣元)より××株式会社(派遣先)第2営業部に派遣社員として就業
     営業事務及び顧客リスト作成に従事
平成27 4 △△株式会社(派遣先)にてカスタマーセンターに派遣社員として就業
     電話オペレーター業務に従事
平成30 4 □□株式会社(派遣先)にて製品管理部門に派遣社員として就業
     製品制作業務に従事

それぞれの例のように、どこの派遣会社からどの企業へ派遣されたのかを記載します。「(派遣元)」「(派遣先)」と捕捉しておくと一目でわかりやすいため、おすすめです。
簡潔にまとめたい時には例1を、スペースに余裕がある場合は例2を参考に職歴を書いてみてください。

まとめ:派遣社員の履歴を正しく記載しよう

派遣社員としての履歴がある場合には、正社員の職歴とは違ってどこの派遣会社に登録してどこに派遣されたのかを書く必要があります。また就職ではなく「就業」、退職ではなく「任期満了」と記載することなど、注意点もしっかり頭に入れておきましょう。

正社員の職歴がある場合はその詳細を優先して履歴書に記載し、派遣会社としての職歴はシンプルにまとめるのもポイント。よりわかりやすく正確に情報を記載して、希望の企業への就職をめざしましょう!