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通訳・翻訳の仕事の給料は?仕事内容や必要なスキルについても解説!

2022.09.12

こんにちは。工場・製造業求人サイト「イカイジョブ」編集部です。

今回は、高い語学力を生かした通訳・翻訳の仕事について、業務内容や給料、必要なスキルを詳しく解説する記事です。通訳と翻訳は異なる2つの言語を扱うという点では似ていますが、実はそれぞれ求められるスキルも違う、まったく違う仕事です。本記事では、二つの職種の違いについても詳しくお伝えします。通訳と翻訳を目指している方はもちろん、仕事内容について興味がある方もぜひ読んでみてください。

「通訳」と「翻訳」の違いは?

通訳とは、異なる言語で意思疎通をしようとする人の間に入り、話し手の話す内容を聞き手が理解できる言語に訳して伝える仕事。一方、翻訳は、文章や動画の言語を、異なる言語へとテキストで訳すのが仕事です。

通訳と翻訳は、どちらもある言語を別の言語へと訳す仕事。しかし、通訳が口頭での話し言葉を扱うのに対し、翻訳は書き言葉を扱うという大きな違いがあります。また、通訳者がその場で即座に対応する仕事である一方で、翻訳者は納期を決められる仕事であるというところも異なる点として挙げられるでしょう。その場へ出向くことの多い通訳者と違って、翻訳者は在宅ワークしやすい仕事でもあるので、子育てと仕事の両立がしやすいというメリットもあるようです。

ちなみに、通訳と翻訳はどちらも必須となる資格はありません。スキルさえあれば即戦力として働ける仕事です。ただし、通訳者であれば「ビジネス通訳検定『TOBIS』」、翻訳者であれば「JTA公認翻訳専門職資格試験」など、取得しておけば就職や仕事の獲得に有利になる資格もあります。

通訳の仕事内容は?

通訳の仕事は、主に次の3種類があります。
・同時通訳
・逐次通訳
・ウィスパリング通訳

「同時通訳」とは、名前の通り、話し手が発言するとほぼ同時に聞き手側の言語に変換し、伝えるというもの。かなりの集中力が必要なため、複数人数でひとつの現場を担当し、15分程度で交代しながら訳します。同時通訳では通訳者が明瞭に発言を聞き取れることが最低条件。そのため、ヘッドフォンやイヤホンを使って不必要な音が耳に入らないようにします。聞き手の方も、話し手の声や周囲の雑音に通訳者の声が埋もれてしまわないように、レシーバーなどを通して通訳音声を聞きます。

「逐次通訳」は、話し手がある程度まとめて話した後にいったん発言をストップし、その間に通訳者がここまでの内容を訳して伝える手法です。同時通訳よりも通訳者が発言の内容を理解しやすいため、より正確に丁寧に訳すことができます。ただし、同時通訳がほぼ同時に訳し終わるのに対し、逐次通訳では話し手が発言をストップしながら進めていくため、時間がかかってしまうというデメリットも。そのため、長時間の通訳の現場には向いていません。

そして3つ目の「ウィスパリング通訳」は、通訳者が聞き手のすぐそばに立ち、話し手の発言を即時に訳して伝える方法。ささやくように伝えるので「ウィスパリング」という名前がついています。同時通訳と似ている手法ですが、特別な機材を使わないところが大きな違い。また、同時通訳よりもテンポよく会話が進められるところもメリットの一つです。

翻訳の仕事内容は?

翻訳の仕事には、次の3つがあります。
・産業翻訳
・出版翻訳
・映像翻訳

「産業翻訳」とは、法律や契約関係の書類、銀行や証券などの金融関係書類、学術書、マニュアルなど、企業や研究者のための文章を翻訳する仕事。実務翻訳とも呼ばれ、翻訳業界の約9割の仕事を産業翻訳が占めています。
また、最近では外資系企業の参入や日本企業の海外進出に伴い、社内文書の翻訳も増加傾向に。今後はますます必要とされる仕事でしょう。

「出版翻訳」は、文芸翻訳とも呼ばれ、書籍や雑誌、歌詞などの作品を扱います。ただ文章を違う言語に置き換えていくだけでなく、その作品の持つ世界観に合わせて訳すのも出版翻訳では必要です。

そして「映像翻訳」は、映画作品やテレビ番組、DVDなどを訳す仕事。映像翻訳には字幕を翻訳する「字幕翻訳」と、声優が吹き替えをするときの台本を訳す「吹き替え翻訳」があります。字幕の場合には画面を見た一瞬で理解しやすい言い回しにする必要があり、吹き替え翻訳の場合には口の動きに対して違和感のない言葉に訳す必要があります。

通訳者に必要なスキルは?

通訳者に高い語学力が求められることは言うまでもありませんが、それ以外にも必要なスキルがあります。

スピーキング能力

通訳者として仕事をするうえで必ず必要なのが、スピーキング能力です。翻訳の場合だと、対象の言語を話せなかったとしても調査する時間が与えられているため対応できる場合が多いですが、通訳ではそうはいきません。発言の意味をその場で即座に理解することはもちろん、その場の状況や相手の立場に合わせた表現に置き換えなくてはならないからです。話し手によっては、独特の言い回しや婉曲表現を使う人も。そんな時でも柔軟に対応できる、スピーキングスキルが求められます。

通訳者が扱う言語として需要があるのは、やはり英語が一番。そして、中国語や韓国語、ベトナム語などのアジア圏の言語も年々、需要が高まりつつあります。通訳者として仕事の幅を広げたいのであれば、日本語と同等のレベルで会話できる言語を一つでも多く持つことが求められるでしょう。

業界や業務に関する知識

通訳者は、業界知識を踏まえた話題や専門用語が出たとしても、誤解のないように訳して相手に伝えなくてはなりません。そのためには、その現場の分野について、ある程度の知識を身につけておく必要があります。

翻訳者に必要なスキルは?

翻訳者には通訳者とは違ったスキルが求められます。

読解力

文章を扱う翻訳者として必要不可欠なのは、読解力です。原文に抜けている部分やミスがあったとしても、補いながら伝わりやすい内容にまとめていく能力が求められます。
翻訳家というのは納期仕事。原文をスピーディに理解できると、作業の効率もアップします。読解力の未熟さは、生まれ持ったセンスや高いリサーチ力によって補うこともできますが、日ごろから鍛えておくべきでしょう。

文章を書く力

原文を正しく理解できるだけでなく、それを読み手側の言語で分かりやすく訳す必要があります。2つの言語それぞれの語彙力の豊かさ、文法力も重要なスキルです。

翻訳する分野の知識

翻訳家は作業する前の予備知識として、対象となる分野についてのある程度の知識を持っておくと安心。なぜなら、文章内に登場する単語や文章が、ある分野では特別な意味を持つこともあるからです。

通訳・翻訳の仕事の給料は?

最後に通訳、翻訳の仕事の給料について解説します。もちろん、雇用形態やスキルによって差はありますが、一つの例として参考にしてみてください。

正社員の給料

正社員の平均年収は、約400万円~1,000万円。企業規模や社内での立場によっても変わりますが、重要な会議などを任されるくらいになると年収が1,000万円を超えることも。以前は派遣社員やフリーランスとして働く通訳者が多かったのですが、通訳の需要が増してきつつある昨今では、正社員雇用も増えてきています。

派遣社員の給料

派遣社員の給料は、東京都や大阪府などの首都圏が比較的高く、平均時給は約1,600円です。派遣社員の時給は能力の高さに直結しており、実績のある通訳者であればあるほど時給も高くなる傾向に。例えば、高いスキルを求められる同時通訳の場合、時給が4,000円以上になることもあります。

通訳・翻訳の仕事はスキルアップが給料アップのカギ!

通訳・翻訳の仕事の武器となるのは、語学力やスピーキング力、文章力…といったさまざまなスキル。経験を積み、日々学び、スキルアップすることで、給料も着実にアップしていきます。通訳も翻訳も、地道にコツコツと向上心を持って努力できる人にこそ向いている仕事。通訳者・翻訳者が活躍するグローバルな業界に興味のある人は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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