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派遣とアルバイトの違いは何?派遣バイトって?働き方の違いやメリット・デメリットを一挙解説

2023.05.08

こんにちは。工場・製造業求人サイト「イカイジョブ」の編集部です。
求人サイトなどで当たり前のように見られる「派遣」や「アルバイト」という働き方ですが、違いを説明するとなると困る人もいるのではないのでしょうか?この記事では雇用形態による違いやメリット・デメリットを紹介していますので、お仕事探しの参考になれば幸いです。

派遣とアルバイトの違いは雇用主が違うこと

派遣とアルバイトは、一般的な雇用形態ですが、その違いが明確でない場合があります。要点を簡潔にまとめてみると、派遣とアルバイトの最大の違いは、雇用主が異なることです。ここでは、この違いについて詳しく説明し、それらの特徴やメリット、デメリットを比較しながら解説していきます。

アルバイトとは?

アルバイトスタッフ

アルバイトとは、主に学生や主婦、シニア層などが、自分の都合に合わせて働ける雇用形態です。正社員と異なり、雇用契約が一時的であるため、短期間から長期間まで、自分の都合に合わせて働くことができます。飲食店やコンビニエンスストア、スーパーマーケットなど、様々な業種でアルバイトの求人があります。アルバイトを通じて、新しい出会いや経験を得ることができるほか、社会人としてのマナーやスキルを身に付けることもできます。また、アルバイトを通じて、正社員としての就職先を見つけることもできます。

派遣社員とは?

派遣社員とは、派遣元の企業に雇用され、派遣先企業に出向して業務を行う人のことです。厚生労働省(※)によれば、派遣社員の働き方は、常用型派遣と登録型派遣の2つがあります。

常用型派遣は、派遣元が自社の従業員として派遣社員を雇用し、必要に応じて派遣先企業に出向させる形態です。一方登録型派遣は、派遣元が派遣社員を登録し、派遣先企業からの要望に応じて派遣する形態になります。ここからはそれぞれの仕組みについて詳しく説明しながらメリット・デメリットをご紹介します。

※厚生労働省 労働者派遣制度/労働者派遣の形態について

常用型派遣とは?

常用型派遣は、派遣会社に登録し、その派遣会社があなたを自社のスタッフとして採用し、あなたを企業に派遣する働き方です。具体的には、派遣会社に登録することで、その派遣会社の登録スタッフとして採用されます。その後、派遣会社が求人募集している企業にあなたを派遣して、その企業で働くことになります。派遣先企業での業務内容は、正社員や契約社員と同じようなもので、長期間働く場合は、その企業の制度や文化にも慣れていくことができます。

常用型派遣のメリットとは?

常用型派遣は、短期的な仕事に比べ、安定した雇用が期待できるため、長期的なキャリアを築くために向いています。また、様々な企業で働くことができるため、様々な業界や職種に触れることができるというメリットがあります。さらに、派遣会社からのフォローアップやキャリアアップ支援なども充実しており、自己啓発やスキルアップを目指す人にも向いています。ただし、業務内容や職場環境が日々変化するため、柔軟性が求められます。また、契約期間が長いため、正社員と同じく、社会保険などの福利厚生を受けることができます。

派遣会社からフォローアップやキャリアアップ支援を受ける派遣社員

常用型派遣のデメリットとは?

常用型派遣のデメリットとしては、派遣元企業の業務縮小や契約解除などによって突然失業するリスクがある点が挙げられます。また、常用型派遣は正社員としての待遇に比べ、福利厚生や給与が劣る場合があります。向いていない人としては、安定した職場を求める人や、長期的な就業を希望する人には不向きかもしれません。しかし、自分に合った仕事探しの過程で、様々な業界や職種で経験を積みたい人には適しているかもしれません。

登録型派遣とは?

登録型派遣とは、派遣会社に登録し、自分のスキルや希望条件を伝えておくことで、派遣会社から仕事のオファーを受ける働き方です。

具体的には、求職者は派遣会社の登録フォームに必要事項を記入し、面接や職務経験の確認を行います。登録した求職者は、自分のスキルや希望条件に合った仕事があると派遣会社から連絡があり、派遣先企業で働くことになります。

ここでは登録型派遣のメリットとデメリットについてまとめてみましたのでご紹介します。

登録型派遣のメリットとは?

登録型派遣のメリットは、フルタイムの雇用とは異なり、自分のライフスタイルに合わせて働くことができることです。また、短期の仕事や、多様な仕事を経験することができるため、スキルアップにも繋がります。向いている人は、自分の時間を大切にしながら働きたい人や、様々な業務を経験してキャリアを積みたい人です。柔軟性がある働き方を求める人にもおすすめです。

自分のワークライフバランスに合わせた働き方

登録型派遣のデメリットとは?

登録型派遣のデメリットとして、派遣先によっては長期間働けない場合や、正社員と比べて待遇が不利な場合があることが挙げられます。また、自分で仕事を探し、申し込みをする必要があるため、継続的に仕事が見つかるとは限りません。安定した長期雇用を求める場合は、常用型派遣や正社員と比較して不利な点があるため、慎重に検討する必要があります。

派遣バイトとは?

派遣バイトという雇用形態は存在しませんが、派遣会社を通じてアルバイトやパートの仕事をすることができます。派遣バイトは、企業や店舗などが短期的な人手不足を補うために、一定期間のみ働くことができるアルバイトです。派遣社員と同様に、派遣会社に登録し、仕事があれば紹介されます。派遣バイトは、自分の都合に合わせて働けるため、学生や主婦・主夫の方、フリーターの方にも人気があります。また、短期的な仕事が多いため、さまざまな職種や業種で働くことができ、仕事の経験値を高めることができるというメリットもあります。

派遣バイトのメリットは?

派遣バイトのメリットは、柔軟な働き方ができることや、仕事内容が多様で経験値が積めることなどです。また、短期間での勤務や、自分に合った仕事を選べるなど自由度の高さが魅力です。

派遣バイトに向いている人は、自分のスキルアップや就業先企業の雰囲気を知りたい人。派遣会社のスタッフからキャリアアドバイスも受けられるため、将来のキャリアについて相談したい人にもメリットがあります。

派遣バイトのデメリットとは?

派遣バイトのデメリットは、仕事の内容が単純でモチベーションが続かない場合や、職場の人間関係がうまくいかないことがあげられます。また、短期的な仕事が多く、収入が不安定なこともあります。定期的な収入が必要な場合や、長期的なキャリアアップを目指したい人には向いていないでしょう。

また、派遣で短期バイトをする場合、一部の職種においては日雇い派遣が禁止されています。例えば、建設現場や農業、漁業などです。そのため、派遣バイトで短期のお仕事を探す際には、日雇い派遣の例外事由に該当するかどうかも確認しておきましょう。

※厚生労働省HP 日雇派遣の原則禁止について

派遣社員と契約社員の違い

派遣社員と契約社員は、労働条件や雇用形態などに違いがあります。以下では、派遣社員と契約社員の違いについて説明します。

契約社員とは?

雇用契約書の見本

契約社員とは、正社員ではなく一定期間の契約を結んで雇用される社員のことです。契約期間は、数ヶ月から数年と様々ですが、終了後は契約更新や正社員登用などの選択肢があることが多いです。通常の正社員と同じように業務に従事し、時給制や月給制などの雇用形態で雇用されることが一般的です。

契約社員のメリットとは?

契約社員のメリットは、正社員に比べて柔軟な働き方ができることや、期間限定のプロジェクトに参加できることなどが挙げられます。また、経験やスキルによっては、正社員よりも高い報酬を得られる場合もあります。契約期間満了時には契約更新や正社員登用などが選択できるケースも多く、長期的に安定したお仕事を探している人におすすめです。

契約社員に向いている人は、多くの経験を積みたい人や、スキルアップを目指している人、また正社員としての採用に繋げたい人などが該当します。

契約社員のデメリットとは?

契約社員のデメリットは、契約時に一定の契約期間が決まっていて期間満了後の更新や正社員登用などが不透明なため、雇用が不安定なことです。長期的な雇用や高い待遇を希望する方には向いていないかもしれません。しかし、経験を積むことができる、あるいは企業に長期的に就職するための足がかりとして活用することもできます。

構内請負と派遣の違い

構内請負と派遣の大きな違いの一つに、業務における指揮命令系統があげられます。

構内請負は、企業の業務の一部を請負う受託会社によって業務が行われます。受託会社に雇用された社員は、その指揮命令に従って作業を行います。

一方派遣は、雇用された派遣会社を通じて企業に派遣されて業務を行います。派遣社員は派遣先企業の指揮命令によって作業を行います。

請負職場の図
請負職場は、請負会社の社員のみで構成されます
派遣職場の図
派遣職場は、派遣先企業と派遣会社の社員双方で構成されます

構内請負とは?

構内請負とは、企業が外部の請負会社や人材派遣会社などと契約して、自社の施設内で作業を行ってもらうことです。請負職場で働く社員は受託会社によって募集、採用され構内請負先である企業に勤務します。

契約期間が決まっている点や社員として扱われる点では、一般企業の契約社員と似た雇用形態となります。

構内請負は製造業を中心に、自動車、電機、食品、医療などの職場で多く採用されています。契約期間は、企業によって異なりますが、長期契約が多い傾向にあります。技術力や専門性を求められる場合もあり、スキルアップのチャンスもあり、仕事内容によっては正社員と同等の待遇や福利厚生が受けられることもあります。

まとめ

今回は、常用型派遣・登録型派遣・契約社員・構内請負についてそれぞれにメリット・デメリットを含めてご説明しました。

仕事探しをする際には、職種選びと同様に雇用形態についても、検討することが大切です。

自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、適切な雇用形態を選びましょう。また、複数の雇用形態を組み合わせることで、より多彩な働き方ができる場合もあります。

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