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【例文あり】通訳・翻訳の志望動機の作り方は?仕事内容や活かせる資格についても解説!

【例文あり】通訳・翻訳の志望動機の作り方は?仕事内容や活かせる資格についても解説!

こんにちは。工場・製造業求人サイト「イカイジョブ 」編集部です。

通訳と翻訳はどちらも、異なる言語の架け橋となる仕事。しかし、「通訳」は会話などの話し言葉を聞き手の言語に訳し、「翻訳」は文章や動画の言語をほかの言語に置き換えて書き直すといったように、2つは似て非なる仕事内容です。そのため、志望動機はそれぞれの特徴に合った内容で記載する必要があります。

今回は、通訳・翻訳の志望動機の書き方や例文をまとめました。仕事内容に活かせる資格もいくつかピックアップするので、就職や転職活動の参考にぜひチェックしてみてください。

通訳・翻訳の仕事内容は?

通訳と翻訳は、似ているようで実は仕事内容も必要なスキルも異なる仕事です。まずは、通訳・翻訳とはそれぞれどのような仕事か知っていきましょう。

通訳は、異なる言語を使う人同士のコミュニケーションをサポートする仕事です。たとえば、日本語から外国語、外国語から日本語のように、国際会議や社内商談など会話の場面で、話し言葉を聞き手が理解できるように訳して伝えます。スピーキング能力や業界に関する知識が必要になるでしょう。

一方で翻訳は、文章や動画の言語を異なる言語に訳して書き直す仕事です。契約書やマニュアル、webサイト、書籍、映画などの文章を、読み手の言語に置き換えて的確に表現しなければなりません。読解力や文章力、専門用語の知識も必要になるでしょう。

両者は言語の橋渡しをする点では共通していますが、必要なスキルは異なる仕事内容だと言えます。

通訳・翻訳の仕事に活かせる資格は?

通訳や翻訳の仕事を目指すうえで、取得しているとアピールポイントとなる資格を見ていきましょう。

各種言語の資格・検定

英検(実用英語技能検定)やTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)、中国語検定の漢語水平考試(HSK)など、各種言語の資格や検定を持っていると、語学力のスキルを客観的に証明できます。

通訳や翻訳の仕事を目指す人の場合、高いレベルの資格取得を目指して、身につけておくとよいでしょう。たとえば、英検なら1級、TOEICであれば900点以上、漢語水平考試は6級といったレベルです。

JTA公認翻訳専門職資格基礎試験

日本翻訳協会(JTA)公認の翻訳専門職資格基礎試験は、英語の基礎力があり、これから翻訳の仕事を目指す人向けの試験。内容は、翻訳者に必要な英語の文法や法則を使った翻訳やリライトです。

この試験の上位試験として、JTA 公認翻訳専門職資格試験もあります。英語と中国語の2つの部門があり、翻訳のプロとしての能力を総合的に審査し認定される内容です。試験科目すべてに合格して2級以上を取得した上で、翻訳の実務経験2年の実績審査を行ってはじめて、JTA 公認翻訳専門職として認定されます。

公式HP:https://www.jta-net.or.jp/about_pro_exam_kiso.html

通訳・翻訳の志望動機の作り方は?

続いて、通訳や翻訳の志望動機の作り方や、採用されるためのポイントを見ていきましょう。

通訳・翻訳で働きたい理由を書く

まず重要なのは、数ある職種の中で通訳や翻訳として働きたい理由を述べることです。

通訳を志望するのなら、「外国語でのコミュニケーションが好きで、魅力を感じる」「海外留学時、コミュニケーションを取れたことに喜びを感じた」など、外国語同士のコミュニケーションをサポートしたい気持ちを伝えるとよいでしょう。

また、翻訳の場合は、「子どものころから海外の小説を読むのが好き」「洋画など海外映画が好きで、自分でも分かりやすい日本語の翻訳をする仕事に就きたいと思った」というように、自分の経験を通して感じたことを具体的に盛り込むのもポイントです。

その会社を選んだ理由を書く

就職や転職活動において、「なぜその会社を選んだのか」という理由は志望動機を書くうえで基本となるため、必ず盛り込みましょう。通訳や翻訳の仕事の中でもなぜその会社なのかを明確にし、会社の特徴と関連づけて具体的な理由を述べることが大切です。

そのためには、志望する会社の企業理念に本質から共感できる部分を探してみましょう。それから、自分の価値観と重なる部分を伝えるなど、企業研究を徹底することが必要でしょう。

資格や留学経験で語学力をアピールする

通訳や翻訳の仕事は専門分野だからこそ、言語の資格や留学経験などの客観的に語学力を判断できるスキルや経験のアピールは欠かせません。経験を書く場合は、事実だけではなく感じたことや学んだことなどを具体的に盛り込むと説得力が増すでしょう。

たとえば通訳の場合は、特に対話での語学スキルが重視されます。海外留学の経験から、異文化間の違いに触れ合う楽しさや、外国語のコミュニケーションの架け橋になるやりがいなど、具体的なエピソードを交えて書くとよいでしょう。

また翻訳の仕事では、原文の読解力やテキスト力、幅広い分野の知識といったスキルが求められます。常日頃から新しい言葉や知識の探求を続け、探求心や向上心を持って仕事に取り組める心意気をアピールすることが重要です。

通訳・翻訳者として働く熱意や展望を書く

就職や転職活動の志望動機で、忘れてはいけないのが仕事内容に対する熱意や展望です。入社した後どのように働きたいのか、今後の抱負を具体的に盛り込みましょう。

通訳者や翻訳者を目指す人は、英語などの外国語が得意で、異文化交流に関わる仕事がしたいと情熱を持っている人が多いはず。「自分の〇〇のスキルや長所を活かして働きたい!」と熱意を述べれば、同時に自己PRも叶います。

また、異文化の知識や専門用語など、新しい知識を常に学び続ける向上心もアピールすると、今後も成長を続けられる人材だと印象づけられるでしょう。

通訳・翻訳の志望動機の例文を紹介!

それでは最後に、通訳・翻訳の志望動機の例文をそれぞれ分けて紹介します。

通訳の志望動機

私は前職で旅行会社のツアーガイドとして勤務しており、アメリカやヨーロッパ各国を周っていました。このたび、自分の得意な英語スキルを磨き、それを活かせる貴社の通訳業務に携わりたいと思い応募しました。英語の資格は、学生時代に英検1級、TOEIC980点を取得しています。前職でも英語の使用機会に恵まれており、多くのゲストと関わる度に知識が増え、英語力が上達していくのを実感しました。貴社では、主に英語圏からのゲストを担当されていることから、これまでの旅行業務で培った英語力やコミュニケーション能力を活かしながら、通訳者としてもさらに成長できると考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

【解説】
通訳や翻訳に関する自身の業務経験や語学スキルは、大切なアピールポイントのためしっかり盛り込みましょう。学んだことや感じたことを具体的に述べるのもポイントです。また、同時に今後の展望を交えるとより好印象ですね。

翻訳の志望動機

私は幼少期から海外の小説を読むのが好きで、将来は翻訳者として社会に貢献したいと考えていたことから貴社に応募しました。大学時代には1年間アメリカに留学しており、異文化に触れることの楽しさや日本語や英語の言葉の奥深さを実感しました。また、TOEICのこれまでの最高スコアは940点です。貴社では、小説をはじめ映画なども取り入れておられ、分かりやすく伝わりやすい文章だと日頃から感じております。私は、貴社のように読者や聞き手のことを重要視した翻訳をしたいと考えています。また、未経験の分野でも、任された仕事は最後まで果たすことが私の長所です。常に新しい情報を収集し、学び続ける姿勢で取り組んでいきますので、どうぞよろしくお願いします。

【解説】
翻訳の仕事が未経験の場合は、翻訳者を志すきっかけとなった出来事や動機について詳しく述べるとよいでしょう。自身の留学経験や語学スキル、企業理念に沿った自身の考えを盛り込むのもポイント。また、向上心を持って取り組みたいという姿勢を伝えると、企業側に好印象を与えやすいでしょう。

アピールすべき強みやポイントを押さえて、採用される志望動機を書こう!

通訳や翻訳の志望動機は、企業研究や自己分析を基本に、資格や経験などからしっかりとアピールポイントを盛り込むことが大切です。

履歴書の中でも、志望動機の欄は自分の強みを自由に伝えられる重要なところ。即戦力の人材となり得るスキルや経験、熱意をしっかりPRして、紹介した例文を参考に採用される志望動機を書きましょう!