お役立ちinfo

職種別の志望動機の書き方やオススメの資格などのお役立ち情報

寮付き求人ってどうなの?寮のタイプやメリット・デメリットを解説

寮付き求人ってどうなの?寮のタイプやメリット・デメリットを解説

こんにちは。工場・製造業求人サイトイカイジョブの編集部です。

数ある求人の中から「寮付き」と記載された仕事を目にしたことがある人も多いでしょう。とはいえ、寮付きの仕事に就いたことがない人にとっては、どんなメリット・デメリットが存在するのか、具体的なイメージが湧きづらいもの。

そこで今回は、寮付き求人のメリットやデメリットを詳しく解説します。寮の代表的なタイプも一緒にご紹介するので、求人を選ぶ際に役立ててみてください。

寮付き求人とは?

寮付き求人とは、企業が管理している住宅に住みながら働ける条件付きの求人情報のこと。福利厚生のひとつで、「住み込み」「社宅付き」「寮完備」など、さまざまな言い方があります。北海道から沖縄まで、日本全国どのエリアでもよく見かける求人です。なかには女性専用の寮を完備している企業もあり、職場によって寮のルールや形態はさまざま。

工場系や製造業、軽作業など、職種問わずさまざまな企業が寮付きの求人を出しています。寮付き求人では、アルバイトではなく、社員募集を目的としている企業が多い傾向。求人雑誌や求人サイトなど、身近なツールで探すことが可能です。

寮にはどんなタイプがある?

ひと口に「寮付き」といっても、その部屋のタイプはさまざま。続いては、寮付き求人でよくある代表的な部屋タイプを3つご紹介していきます。

相部屋

相部屋は、自分ひとりだけでなく、他の社員と同じ部屋で一緒に生活をするのが基本。同じ部屋で暮らす人数は寮によって異なり、2~3人程度の少人数だったり、少し広めの部屋に3~4人程度で生活したりと、さまざまなパターンがあります。

1人でいるのが寂しい人や親しい友達を作りたい人などに向いているタイプの部屋と言えるでしょう。

個室と共同スペース

個室と共同スペースがある寮は、生活する部屋は自分ひとりで使いますが、キッチンやトイレ、お風呂といった設備は、寮に住んでいる人たちと共同で使います。自分だけで過ごせるプライベートな空間はしっかり確保しつつ、共同スペースで適度にコミュニケーションが取れる点が魅力的なポイントです。

プライベートな時間は確保したいけれど、ある程度人との関わり合いを持ちたい人におすすめの寮と言えます。

ワンルーム寮

ワンルームタイプの寮は、相部屋や共同スペースがある寮とは違い、キッチンからシャワールームまでが完備された、自分ひとりで生活できるタイプの寮。なかにはバスタブ付きや冷蔵庫などの家電、家具といった、生活に必要な道具があらかじめ用意されたケースもあるようです。

ワンルームタイプの寮は、基本的に一人暮らしをするのとほとんど変わらないため、あまり他人に干渉されたくない方や、人付き合いが苦手な人などに人気があります。

寮付き求人のメリットは?

ここからは、寮付き求人のメリットをチェックしていきましょう。経済的な面や人間関係など、うれしいメリットが多くあるので必見です。

仕事と家が同時に手に入る

寮付き求人は、仕事が得られると同時に、住む場所も確保できる点が大きなメリット。訳あってネットカフェやビジネスホテルで生活していた人や、賃貸物件を借りる際に審査に通らなかった人でも、寮付き求人なら最低限安定して生活するために必要な家を手に入れることができます。

仕事を辞めない限り引っ越ししなくても済むため、長期的に住めるのも魅力的。また、自分自身で物件を探す手間がかからないのもメリットです。

生活費が減り貯金できる

寮付き求人は、敷金や礼金といった物件を借りる際に必要な初期費用がかからないケースが多いです。また、寮費の何%かを会社が負担してくれたり、寮費に光熱費が含まれていたりなど、さまざまな手当てが用意されている場合も多く、一般的な賃貸物件で生活するよりも生活費が抑えられる傾向にあります。

中には、寮費が会社の全額負担のため無料で住めるケースや、食事を格安で提供してくれる場合なども。生活費や食費が少なくて済むぶん、浮いたお金を貯金できる点も大きなメリットです。節約したいと考えている人にも向いているでしょう。

通勤しやすい

寮を所有している会社は、勤務地に近い場所に寮を構えていることが多く、通勤しやすいメリットもあります。また、バスなどを使った送迎がセットになった寮もあり、公共交通機関などを使うことなく楽に通勤できる例も。

寮生活では、短い時間でスムーズに通勤できることが多いため、時間を有効活用したい人にもぴったりです。

他の入寮者と仲良くなれる

寮で一緒に生活しているのは、同じ職場で働いている人々が中心。隣の部屋同士で仲良くなったり、共同スペースでコミュニケーションを取っているうちに意気投合したりと、親しい友人を作りやすい環境です。

自然とよりよい人間関係を築きやすいため、経験豊富な先輩や身近な存在の同期社員などに悩みの相談をしやすいメリットもあります。また、働き始めの不安が多い時期でも、身近に先輩や同期社員がいれば、心強いと感じられるでしょう。

 

寮付き求人のデメリットは?

多くのメリットがある寮付き求人ですが、もちろん良い面ばかりではありません。いくつかデメリットも存在しているため、気持ちよく働けるよう先に把握しておきましょう。

仕事を辞めると家も失う

寮付き求人は、寮を提供している企業で働くことが条件。そのため仕事を辞めれば、必然的に寮を出ていかなくてはならないため、家を失うことになります。

とはいえ、仕事を辞めた日にすぐ引っ越しをしなければならないケースは少ないようなので、あまり心配はいりません。次の仕事を探したり住む場所を確保したりするために、1~2種間程度猶予が設けられていることが多いよう。しかし、途方に暮れないよう早めに猶予期間などを確認して、次の家や仕事を探すことが大切です。

人間関係に気を遣う必要がある

寮生活では、同じ職場で働く人が多く住んでいるため、人間関係に気を遣う大変さがあります。共同スペースが設けられている寮であれば、同僚と顔を合わせる機会が増えることから気を遣うシーンが多く、自分だけのプライベート時間が目減りしてしまうことも。

また相部屋であれば、共同スペースがある寮よりももっと他人と共有する時間が長くなるため、ストレスに感じる場合もあるでしょう。

比較的自分ひとりの時間を確保しやすいワンルームタイプであっても、テレビの音量や話し声など、隣の部屋に住む人との間に問題を抱えないよう配慮が必要です。

希望する条件の寮に住めるとは限らない

寮には、通常さまざまなタイプがあり、希望の条件を満たした寮に入居できない場合があることも覚えておきましょう。

例えば、買い物がしやすいようスーパーやコンビニの近くが良い、休日に出かけやすいよう駅の近くが良い、など便利に生活するための条件を満たす場所に寮がないケースもあります。寮はすでに決まった場所に建てられており、選択肢が少ないのがその理由。

また、寮は同じようなタイプの部屋が並んでいるアパートのような施設がほとんどのため、完全に自分の希望に沿った雰囲気や間取りの部屋に入寮することは難しいでしょう。ある程度住みたい部屋に希望や条件がある場合は、面接時に確認したり、企業のホームページなどをチェックしたりしてから採用試験や面接に臨むのがおすすめです。

門限がある

寮によっては、門限が定められているところがあります。夜に出かけることが多い人にとっては、好きな時間に出かけづらくなるため、不便に感じるルールかもしれません。

しかし寮付き求人の場合は、共同生活をするうえで周囲の人たちに迷惑が掛からない程度のルールを設けている場合がほとんど。門限の時間やどの程度融通が利くのかなどを事前に確認しておくと、生活しやすくなるはずです。

自分に合った寮付き求人を探そう!

寮付き求人は、通勤が楽になったり貯金がしやすかったりと多くのメリットがあります。その反面、仕事を辞めると同時に住む場所を失うことや人間関係に気を遣うなど、デメリットがあることも覚えておくことが大切。

良い面と悪い面を把握して、自分に合ったタイプの寮完備の求人に応募しましょう。できるだけ希望に沿った寮付きの仕事に就けば、充実した毎日を過ごせるはずです!